今世紀末に「世界の気温上昇は最大5.7℃」の衝撃予測も…気象学者が伝える“地球はどこまで暑くなるのか”の科学的真実
予習
この記事のキーワード — タップで意味×19
不確実性
ふかくじつせい
uncertainty; indeterminacy; unreliability; unauthenticity
×21
排出
はいしゅつ
evacuation; emission (e.g. of CO2, etc.); ejection
×28
気温
きおん
air temperature
×19
気候
きこう
climate
×13
二酸化炭素
にさんかたんそ
carbon dioxide
地球温暖化は、この先どこまで進むのでしょうか。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の予測では、温室効果ガスの排出を大きく減らした場合と、排出量が多い状態が続いた場合とでは、今世紀末の世界平均気温に大きな差が生まれます。
気象学者の渡部雅浩著『地球はどこまで暑くなるのか』から、2100年までに地球の気温はどこまで上がる可能性があるのか、そして未来の気候予測をどう読み解けばよいのかを解説します。
■地球温暖化はどこまで進むのか
地球温暖化は、この先どこまで進むのでしょうか。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の予測では、温室効果ガスの排出を大きく減らした場合と、排出量が多い状態が続いた場合とでは、今世紀末の世界平均気温に大きな差が生まれます。 気象学者の渡部雅浩著『地球はどこまで暑くなるのか』から、2100年までに地球の気温はどこまで上がる可能性があるのか、そして未来の気候予測をどう読み解けばよいのかを解説します。 ■地球温暖化はどこまで進むのか
Q:地球はどこまで暑くなるのか? A:すでに地球は1℃以上暖まっている 将来の気候は、どのようなシナリオを置くかによって大きく変わります。では、最新の科学的な見通しでは、地球はこの先どこまで温暖化するのでしょうか。 地球温暖化は相当進んでいます。IPCC第6次評価報告書では、2011〜2020年の世界平均気温は、1850〜1900年平均に比べて約1.1℃高かったと評価されています。ここでいう1850〜1900年平均は、IPCCなどで「工業化以前」の気温水準を表す基準として使われるものです。
その後も世界の気温は高い水準で推移しています。 WMO(世界気象機関)は、2024年が観測史上最も暑い年で、1850〜1900年平均より約1.55℃高かったと確認しています。また2025年も約1.43℃高く、観測史上2番目または3番目に暑い年でした。 こうした単年の値はエルニーニョなどの自然変動の影響も受けるので、ある年に1.5℃を超えたからといってパリ協定の1.5℃目標を超過したとただちに判断するわけではありません。重要なのは、長期的に世界平均気温が上がり続けていることです。
猛暑、豪雨、海面上昇、農業や健康への影響は、すべてこの温暖化した世界の中で現れ始めているものです。そして問題は、ここから先、どこまで上昇を抑えられるかです。 ■平均気温の予測「5つのシナリオ」 次の図は、IPCC第6次評価報告書で示された、世界平均地表気温の将来見通しです。 1850〜1900年の平均を基準として、複数の排出シナリオのもとで、21世紀の気温がどう変わるかが示されています。図のうち、排出が最も少ないシナリオ(SSP1 1.9)は、持続可能な発展のもとで排出を急速に減らし、今世紀半ばごろに二酸化炭素の正味排出をゼロに近づける道筋です。
一方、排出が最も多いシナリオ(SSP5 8.5)は、化石燃料への依存が今よりも大きくなり、十分な気候対策が進まない道筋です。この両者の差が、将来の温暖化の大きな幅として表れます。 この図を見ると、温室効果ガスの排出を大きく減らすシナリオ(下の2つ)では、気温上昇は2℃未満に抑えられます。一方で、排出が多い状態が続くシナリオ(上の3つ)では、今世紀末に2℃を大きく超える温暖化へ進む可能性があります。
IPCCの評価では、2081〜2100年の世界平均気温は、排出が最も少ないシナリオでは1850〜1900年平均より1.0〜1.8℃高くなる一方、排出が最も多いシナリオでは3.3〜5.7℃高くなると見積もられています。 このように低排出に向かうか、高排出が続くかで、将来の世界は大きく変わることをこの図は示しています。2026年の時点では、残念ながら世界の排出量は減り始めておらず、真ん中のシナリオに近い推移をたどっています。
■「気候感度」と「累積排出量」 将来の気温上昇の大きさは、排出シナリオだけでなく、地球が二酸化炭素の増加にどれくらい敏感に反応するかにも左右されます。その目安となるのが「気候感度」です。 これは、大気中の二酸化炭素濃度が2倍になり、その影響が大気や海など気候システム全体に十分行き渡ったとき、世界平均気温が何℃上がるかを表す指標です。二酸化炭素の濃度を2倍にしてそのまま保つという、現実には起こらない状況をあえて置くことで、条件を単純化して、地球が二酸化炭素の増加にどの程度敏感に反応するかを見る基本的な指標が、気候感度です。
IPCC第6次評価報告書では、気候感度の中心的な推定値は約3℃で、2.5〜4℃の範囲に入る可能性が高いと評価されています。水蒸気や雲、雪や氷などの変化が、温暖化をどの程度強めるかに不確実性が残るため、幅が生じるのです。 そして気候感度が高いほど、同じ排出シナリオでも将来の気温上昇は大きくなります。 将来の温暖化を考えるうえでもう1つ大事なのが「累積排出量」という見方です。これは、ある年にどれだけ二酸化炭素を出したかではなく、工業化以降、人間社会が合計でどれだけ二酸化炭素を出してきたかを見るものです。
上の図は、累積二酸化炭素排出量と世界平均気温上昇の関係を示したものです。横軸は1850年以降に人間活動で排出された二酸化炭素の累積量、縦軸は1850〜1900年平均を基準にした世界平均気温の上昇量です。 この図で重要なのは、排出量の異なるどのシナリオであっても、累積排出量が増えるほど、つまり二酸化炭素を排出すればするだけ、温暖化がほぼ同じペースで進むということです。 時間軸で見ると(横軸を「時間」にすると)将来の気温変化は排出シナリオによって大きく変わります。しかし横軸を「これまでに出した二酸化炭素の合計」にすると、温暖化との関係が統一的にわかりやすく示されます。
地球がどこまで温暖化するかは、二酸化炭素を累積でどれだけ出したか次第である、ということです。この累積排出量の考え方は、「カーボンニュートラル」の科学的根拠にもつながります。 ■気候予測の「不確実性」とは Q:未来の気候予測はどこまで信頼できるのか? A:不確実性は「何もわからない」ではない 温暖化による将来の気温上昇や雨量の変化などは、いつも1つの数字でぴたりと示されるわけではなく、ある程度の幅を持って示されます。
こうした予測の幅を説明するときに、よく使われるのが「不確実性」という言葉です。ですが、この言葉を聞くと、「結局、専門家にもよくわかっていないのではないか。未来の気候予測は信じられないのではないか」と感じる人がいるかもしれません。 けれども、気候予測で使われる「不確実性」は、たいていの場合、「何もわからない」という意味ではありません。「大まかな方向や中心となる見通しはある」のですが、「それを1つの数字だけで言い切るのではなく、その周りにどのくらいの幅があるのかも示す」という意味です。
たとえば、温室効果ガスが増えれば「世界平均気温が上がる」という方向ははっきりしています。ただし、将来どのくらい上がるのかを考えるときには、排出量やモデルの違い、自然のゆらぎなどが関わるため、気温がどれだけ上昇するのかについては一定の数値の幅を持って示す必要があるのです。 自然科学では、何かを測ったり推定したりするときに、1つの数字だけを示せば十分とは限りません。どの程度の確率で起こりそうなのかや、その値をどのくらいの幅で見ればよいのか、などをあわせて示すことがあります。
身近な例では、天気予報の降水確率があります。「明日の降水確率は60%」という予報は、「明日の天気はよくわからない」という意味ではありません。雨が降る可能性を、観測や計算に基づいて確率として示しているわけです。 気候予測でも同じです。前に見た世界平均気温の図では、複数のシナリオごとに2100年までの気温変化が線で示されていました。これらは、マルチモデルアンサンブルの平均として求められています。 その中で、温室効果ガスの排出が多いSSP3 7.0と、排出を大きく減らすSSP1 2.6については、それぞれの線の周りに陰影をつけています。この陰影部は、そのシナリオのもとで世界平均気温の上昇がどのくらいの範囲に入る可能性が非常に高いかを、モデル間のばらつきをもとに示したものです。中心となる見通しを一本の線で示し、その周りに予測の幅を示している、と考えればよいでしょう。
むしろ、将来の気温上昇を1つの数字だけで示し、その幅を示さないほうが情報としては不十分だといえるでしょう。どのくらいの範囲で考えるべきなのかがわからなければ、その数字をどう受け止めればよいのかも判断しにくいからです。 ■気候予測の不確実性の3つの種類 気候予測の不確実性は、大きく3つに分けて考えることができます。 1つ目は、シナリオの不確実性です。 将来の社会がどれだけ二酸化炭素などを排出するのかは、あらかじめ決まっていません。脱炭素が進むのか、化石燃料への依存が長く続くのかによって、将来の気候は変わります。これは、気候科学そのものが未熟だからではなく、未来の社会の選択がまだ行われていないために生じる幅です。
2つ目は、モデルの不確実性です。前に説明したように、同じシナリオを使っても、雲や乱流などをモデルの中でどう表すかによって、結果に少し幅が出ます。 3つ目は、自然変動の不確実性です。気候には、もともと自然のゆらぎがあります。ある年がとくに暑かったり、逆に少し涼しかったりすることは、温暖化の長期的な傾向の上に、自然変動が重なって起こります。 この3つは、どれも不確実性と呼ばれていますが、性質が異なります。シナリオの不確実性は社会の選択に関わるもの、モデルの不確実性は気候システムの表し方に関わるもの、自然変動の不確実性は気候システムがもともと持つゆらぎに関わるものです。
そしてどの不確実性が大きく効くかは、何を見ようとしているかによって変わります。 ■何年先を見るのかで変わる 今世紀末のような遠い将来を見る場合には、社会がどのシナリオをたどるかが大きな違いを生みます。一方、近い将来を見る場合には、シナリオの違いよりも、モデル差や自然変動の影響が相対的に大きく見えることがあります。 また、世界平均気温のような大きな指標は比較的見通しやすいのに対して、ある地域の雨の変化や極端現象は幅が大きくなりがちです。何年先を見るのか、地球全体を見るのか、特定の地域を見るのかによって、不確実性の意味は少しずつ変わってきます。
研究の進展によって狭められる不確実性もあります。 たとえば、観測が増え、モデルが改良されれば、モデルによる幅は小さくできる可能性があります。一方で、気候が本来持っている自然のゆらぎのように、完全には消えない幅もあります。 不確実性があるからといって、それだけで「何も判断できない」と考えるのは適切ではありません。むしろ、幅があるからこそ、その幅を含めてリスクを考える必要があります。 将来の気温上昇に幅があるなら、低いほうだけを見て「大丈夫だ」と考えることはできず、高いほうに振れた場合に社会や生態系にどんな影響が出るのかも考えなければなりません。
不確実性は、どこまでが「かなり確か」と言え、どこから先に「幅が残る」のかを知るための情報であり、その幅をどう読むかが将来の気候を考えるうえで大切なのです。
地球温暖化は、この先どこまで進むのでしょうか。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の予測では、温室効果ガスの排出を大きく減らした場合と、排出量が多い状態が続いた場合とでは、今世紀末の世界平均気温に大きな差が生まれます。 気象学者の渡部雅浩著『地球はどこまで暑くなるのか』から、2100年までに地球の気温はどこまで上がる可能性があるのか、そして未来の気候予測をどう読み解けばよいのかを解説します。 ■地球温暖化はどこまで進むのか
Q:地球はどこまで暑くなるのか? A:すでに地球は1℃以上暖まっている 将来の気候は、どのようなシナリオを置くかによって大きく変わります。では、最新の科学的な見通しでは、地球はこの先どこまで温暖化するのでしょうか。 地球温暖化は相当進んでいます。IPCC第6次評価報告書では、2011〜2020年の世界平均気温は、1850〜1900年平均に比べて約1.1℃高かったと評価されています。ここでいう1850〜1900年平均は、IPCCなどで「工業化以前」の気温水準を表す基準として使われるものです。
その後も世界の気温は高い水準で推移しています。 WMO(世界気象機関)は、2024年が観測史上最も暑い年で、1850〜1900年平均より約1.55℃高かったと確認しています。また2025年も約1.43℃高く、観測史上2番目または3番目に暑い年でした。 こうした単年の値はエルニーニョなどの自然変動の影響も受けるので、ある年に1.5℃を超えたからといってパリ協定の1.5℃目標を超過したとただちに判断するわけではありません。重要なのは、長期的に世界平均気温が上がり続けていることです。
猛暑、豪雨、海面上昇、農業や健康への影響は、すべてこの温暖化した世界の中で現れ始めているものです。そして問題は、ここから先、どこまで上昇を抑えられるかです。 ■平均気温の予測「5つのシナリオ」 次の図は、IPCC第6次評価報告書で示された、世界平均地表気温の将来見通しです。 1850〜1900年の平均を基準として、複数の排出シナリオのもとで、21世紀の気温がどう変わるかが示されています。図のうち、排出が最も少ないシナリオ(SSP1 1.9)は、持続可能な発展のもとで排出を急速に減らし、今世紀半ばごろに二酸化炭素の正味排出をゼロに近づける道筋です。
一方、排出が最も多いシナリオ(SSP5 8.5)は、化石燃料への依存が今よりも大きくなり、十分な気候対策が進まない道筋です。この両者の差が、将来の温暖化の大きな幅として表れます。 この図を見ると、温室効果ガスの排出を大きく減らすシナリオ(下の2つ)では、気温上昇は2℃未満に抑えられます。一方で、排出が多い状態が続くシナリオ(上の3つ)では、今世紀末に2℃を大きく超える温暖化へ進む可能性があります。
IPCCの評価では、2081〜2100年の世界平均気温は、排出が最も少ないシナリオでは1850〜1900年平均より1.0〜1.8℃高くなる一方、排出が最も多いシナリオでは3.3〜5.7℃高くなると見積もられています。 このように低排出に向かうか、高排出が続くかで、将来の世界は大きく変わることをこの図は示しています。2026年の時点では、残念ながら世界の排出量は減り始めておらず、真ん中のシナリオに近い推移をたどっています。
■「気候感度」と「累積排出量」 将来の気温上昇の大きさは、排出シナリオだけでなく、地球が二酸化炭素の増加にどれくらい敏感に反応するかにも左右されます。その目安となるのが「気候感度」です。 これは、大気中の二酸化炭素濃度が2倍になり、その影響が大気や海など気候システム全体に十分行き渡ったとき、世界平均気温が何℃上がるかを表す指標です。二酸化炭素の濃度を2倍にしてそのまま保つという、現実には起こらない状況をあえて置くことで、条件を単純化して、地球が二酸化炭素の増加にどの程度敏感に反応するかを見る基本的な指標が、気候感度です。
IPCC第6次評価報告書では、気候感度の中心的な推定値は約3℃で、2.5〜4℃の範囲に入る可能性が高いと評価されています。水蒸気や雲、雪や氷などの変化が、温暖化をどの程度強めるかに不確実性が残るため、幅が生じるのです。 そして気候感度が高いほど、同じ排出シナリオでも将来の気温上昇は大きくなります。 将来の温暖化を考えるうえでもう1つ大事なのが「累積排出量」という見方です。これは、ある年にどれだけ二酸化炭素を出したかではなく、工業化以降、人間社会が合計でどれだけ二酸化炭素を出してきたかを見るものです。
上の図は、累積二酸化炭素排出量と世界平均気温上昇の関係を示したものです。横軸は1850年以降に人間活動で排出された二酸化炭素の累積量、縦軸は1850〜1900年平均を基準にした世界平均気温の上昇量です。 この図で重要なのは、排出量の異なるどのシナリオであっても、累積排出量が増えるほど、つまり二酸化炭素を排出すればするだけ、温暖化がほぼ同じペースで進むということです。 時間軸で見ると(横軸を「時間」にすると)将来の気温変化は排出シナリオによって大きく変わります。しかし横軸を「これまでに出した二酸化炭素の合計」にすると、温暖化との関係が統一的にわかりやすく示されます。
地球がどこまで温暖化するかは、二酸化炭素を累積でどれだけ出したか次第である、ということです。この累積排出量の考え方は、「カーボンニュートラル」の科学的根拠にもつながります。 ■気候予測の「不確実性」とは Q:未来の気候予測はどこまで信頼できるのか? A:不確実性は「何もわからない」ではない 温暖化による将来の気温上昇や雨量の変化などは、いつも1つの数字でぴたりと示されるわけではなく、ある程度の幅を持って示されます。
こうした予測の幅を説明するときに、よく使われるのが「不確実性」という言葉です。ですが、この言葉を聞くと、「結局、専門家にもよくわかっていないのではないか。未来の気候予測は信じられないのではないか」と感じる人がいるかもしれません。 けれども、気候予測で使われる「不確実性」は、たいていの場合、「何もわからない」という意味ではありません。「大まかな方向や中心となる見通しはある」のですが、「それを1つの数字だけで言い切るのではなく、その周りにどのくらいの幅があるのかも示す」という意味です。
たとえば、温室効果ガスが増えれば「世界平均気温が上がる」という方向ははっきりしています。ただし、将来どのくらい上がるのかを考えるときには、排出量やモデルの違い、自然のゆらぎなどが関わるため、気温がどれだけ上昇するのかについては一定の数値の幅を持って示す必要があるのです。 自然科学では、何かを測ったり推定したりするときに、1つの数字だけを示せば十分とは限りません。どの程度の確率で起こりそうなのかや、その値をどのくらいの幅で見ればよいのか、などをあわせて示すことがあります。
身近な例では、天気予報の降水確率があります。「明日の降水確率は60%」という予報は、「明日の天気はよくわからない」という意味ではありません。雨が降る可能性を、観測や計算に基づいて確率として示しているわけです。 気候予測でも同じです。前に見た世界平均気温の図では、複数のシナリオごとに2100年までの気温変化が線で示されていました。これらは、マルチモデルアンサンブルの平均として求められています。 その中で、温室効果ガスの排出が多いSSP3 7.0と、排出を大きく減らすSSP1 2.6については、それぞれの線の周りに陰影をつけています。この陰影部は、そのシナリオのもとで世界平均気温の上昇がどのくらいの範囲に入る可能性が非常に高いかを、モデル間のばらつきをもとに示したものです。中心となる見通しを一本の線で示し、その周りに予測の幅を示している、と考えればよいでしょう。
むしろ、将来の気温上昇を1つの数字だけで示し、その幅を示さないほうが情報としては不十分だといえるでしょう。どのくらいの範囲で考えるべきなのかがわからなければ、その数字をどう受け止めればよいのかも判断しにくいからです。 ■気候予測の不確実性の3つの種類 気候予測の不確実性は、大きく3つに分けて考えることができます。 1つ目は、シナリオの不確実性です。 将来の社会がどれだけ二酸化炭素などを排出するのかは、あらかじめ決まっていません。脱炭素が進むのか、化石燃料への依存が長く続くのかによって、将来の気候は変わります。これは、気候科学そのものが未熟だからではなく、未来の社会の選択がまだ行われていないために生じる幅です。
2つ目は、モデルの不確実性です。前に説明したように、同じシナリオを使っても、雲や乱流などをモデルの中でどう表すかによって、結果に少し幅が出ます。 3つ目は、自然変動の不確実性です。気候には、もともと自然のゆらぎがあります。ある年がとくに暑かったり、逆に少し涼しかったりすることは、温暖化の長期的な傾向の上に、自然変動が重なって起こります。 この3つは、どれも不確実性と呼ばれていますが、性質が異なります。シナリオの不確実性は社会の選択に関わるもの、モデルの不確実性は気候システムの表し方に関わるもの、自然変動の不確実性は気候システムがもともと持つゆらぎに関わるものです。
そしてどの不確実性が大きく効くかは、何を見ようとしているかによって変わります。 ■何年先を見るのかで変わる 今世紀末のような遠い将来を見る場合には、社会がどのシナリオをたどるかが大きな違いを生みます。一方、近い将来を見る場合には、シナリオの違いよりも、モデル差や自然変動の影響が相対的に大きく見えることがあります。 また、世界平均気温のような大きな指標は比較的見通しやすいのに対して、ある地域の雨の変化や極端現象は幅が大きくなりがちです。何年先を見るのか、地球全体を見るのか、特定の地域を見るのかによって、不確実性の意味は少しずつ変わってきます。
研究の進展によって狭められる不確実性もあります。 たとえば、観測が増え、モデルが改良されれば、モデルによる幅は小さくできる可能性があります。一方で、気候が本来持っている自然のゆらぎのように、完全には消えない幅もあります。 不確実性があるからといって、それだけで「何も判断できない」と考えるのは適切ではありません。むしろ、幅があるからこそ、その幅を含めてリスクを考える必要があります。 将来の気温上昇に幅があるなら、低いほうだけを見て「大丈夫だ」と考えることはできず、高いほうに振れた場合に社会や生態系にどんな影響が出るのかも考えなければなりません。
不確実性は、どこまでが「かなり確か」と言え、どこから先に「幅が残る」のかを知るための情報であり、その幅をどう読むかが将来の気候を考えるうえで大切なのです。
この記事の単語 (213)
×28
気温
きおん
air temperature
×21
排出
はいしゅつ
evacuation; emission (e.g. of CO2, etc.); ejection
×19
気候
きこう
climate
×19
幅
はば
1. width; breadth 2. freedom (e.g. of thought); latitude
×19
不確実性
ふかくじつせい
uncertainty; indeterminacy; unreliability; unauthenticity
×18
示す
しめす
1. to (take out and) show; to demonstrate; to tell; to exemplify; to make apparent 2. to point out (finger, clock hand, needle, etc.)
×16
平均
へいきん
1. average; mean 2. balance; equilibrium
×14
予測
よそく
prediction; estimation
×13
二酸化炭素
にさんかたんそ
carbon dioxide
×11
地球
ちきゅう
Earth; the globe
×11
温暖化
おんだんか
1. warming 2. global warming
×11
上昇
じょうしょう
rising; ascending; climbing
×8
自然
しぜん
1. nature 2. natural; spontaneous; automatic
×7
可能性
かのうせい
potentiality; likelihood; possibility; availability
×7
累積
るいせき
accumulation
×6
上がる
あがる
1. to rise; to go up; to come up; to ascend; to be raised 2. to enter (esp. from outdoors); to come in; to go in
×6
評価
ひょうか
1. valuation; appraisal; evaluation; assessment; estimation; rating; judging 2. appreciation; recognition; acknowledgement; rating highly; praising
×5
地球温暖化
ちきゅうおんだんか
global warming
×5
温室効果ガス
おんしつこうかガス
greenhouse effect gas; greenhouse gas
×5
減らす
へらす
to abate; to decrease; to diminish; to shorten
×5
未来
みらい
1. the future (usually distant) 2. future tense
×5
年平均
ねんへいきん
annual average; annual mean
×5
最も
もっとも
most; extremely
×5
変動
へんどう
change; fluctuation
×5
影響
えいきょう
1. influence; effect 2. to influence; to affect; to have an influence on; to impact; to have an effect on
×5
気候感度
きこうかんど
climate sensitivity (e.g. to changes in CO2 levels)
×5
変化
へんか
1. change; variation; alteration; mutation; transition; transformation; transfiguration; metamorphosis 2. variety; diversity
×5
数字
すうじ
numeral; figure; digit; numeric character
×4
世紀末
せいきまつ
end of a century (esp. 19th); fin-de-siècle
×4
差
さ
1. difference; variation 2. difference
×4
見通し
みとおし
1. unobstructed view; perspective; visibility; vista 2. forecast; outlook; prospect; prediction
×4
表す
あらわす
1. to represent; to signify; to stand for 2. to reveal; to show; to display
×4
観測
かんそく
observation; survey; measurement
×4
程度
ていど
degree; amount; grade; standard; of the order of (following a number); about; approximately
×4
揺らぎ
ゆらぎ
tremor; fluctuation
×4
関わる
かかわる
1. to be affected; to be influenced 2. to be concerned with; to have to do with
×3
この先
このさき
beyond this point; from now on; after this
×3
状態
じょうたい
state; condition; situation; appearance; circumstances
×3
第
だい
prefix for forming ordinal numbers
×3
報告書
ほうこくしょ
(written) report
×3
基準
きじゅん
standard; basis; criterion; norm; reference; datum
×3
判断
はんだん
1. judgment; judgement; decision; conclusion; adjudication 2. divination
×3
指標
しひょう
index; indices; indicator
×3
起こる
おこる
to occur; to happen
×3
中心
ちゅうしん
1. center; centre; middle; heart; core; focus; pivot; emphasis; balance 2. -centered; -centred; -focused; -oriented; centered on; focused on
×3
範囲
はんい
extent; scope; sphere; range; span
×3
横軸
よこじく
1. abscissa; horizontal axis 2. horizontal scroll
×3
違い
ちがい
1. difference; distinction; discrepancy 2. mistake; error
×2
気候変動に関する政府間パネル
きこうへんどうにかんするせいふかんパネル
Intergovernmental Panel on Climate Change; IPCC (organization)
×2
気象学
きしょうがく
meteorology
×2
渡部
あるれて
Arurete (surname)
×2
雅浩
まさひろ
Masahiro (masc)
×2
著
ちょ
1. work; book 2. (a book) by
×2
読み解く
よみとく
1. to read and understand; to subject to close analysis; to read deeply; to read carefully (esp. a difficult text) 2. to decipher; to decode
×2
解説
かいせつ
explanation; commentary; exposition; elucidation
×2
工業化
こうぎょうか
1. industrialization; industrialisation 2. establishing a production system; putting something into production
×2
水準
すいじゅん
1. level; standard 2. water level
×2
推移
すいい
1. transition; change; progress; development; shift 2. passing (of time)
×2
史上
しじょう
in history; ever; historical
×2
値
あたい
1. price; cost 2. value; worth; merit
×2
越える
こえる
1. to cross over; to cross; to pass through; to pass over (out of); to go beyond; to go past 2. to exceed; to surpass; to be more (than)
×2
重要
じゅうよう
important; momentous; essential; principal; major
×2
長期的
ちょうきてき
long-term
×2
押さえる
おさえる
1. to pin down; to hold down; to press down 2. to cover (esp. a part of one's body with one's hand); to clutch (a body part in pain); to press (a body part)
×2
複数
ふくすう
plural; multiple; several
×2
道筋
みちすじ
path; route; itinerary
×2
化石燃料
かせきねんりょう
fossil fuel
×2
依存
いぞん
dependence; reliance
×2
辿る
たどる
to follow (road); to pursue (course); to follow up; to follow (hyperlink)
×2
増加
ぞうか
increase; rise; growth; addition; increment
×2
敏感
びんかん
sensitive; alert; aware; susceptible
×2
反応
はんのう
reaction; response
×2
大気
たいき
1. atmosphere; air 2. magnanimity; generosity
×2
濃度
のうど
1. concentration; thickness; density 2. cardinality
×2
全体
ぜんたい
whole; entirety; whatever (is the matter)
×2
生じる
しょうじる
1. to produce; to yield; to cause 2. to result from; to arise; to be generated
×2
以降
いこう
on and after; as from; hereafter; thereafter; since
×2
合計
ごうけい
sum total; total amount
×2
量
りょう
1. quantity; amount; volume; capacity; portion (of food) 2. generosity; magnanimity; tolerance
×2
異なる
ことなる
to differ; to vary; to disagree
×2
方向
ほうこう
1. direction; orientation; bearing; way 2. course (e.g. of action)
×2
確率
かくりつ
probability; likelihood; chances
×2
降水確率
こうすいかくりつ
chance of precipitation; chance of rain
×2
陰影
いんえい
1. shadow; shade; shading; gloom 2. nuance; shades of meaning; subtleties
×2
寧ろ
むしろ
rather; better; instead; if anything
×2
情報
じょうほう
1. information; news; intelligence; advices 2. information; data contained in characters, signals, code, etc.
×2
選択
せんたく
selection; choice; option
×2
元々
もともと
originally; by nature; from the start
×2
地域
ちいき
area; region
×1
既に
すでに
already; too late
×1
暖まる
あたたまる
to warm oneself; to sun oneself; to warm up; to get warm
×1
最新
さいしん
latest; newest; late-breaking (news)
×1
科学的
かがくてき
scientific
×1
相当
そうとう
1. corresponding to (in meaning, function, etc.); being equivalent to 2. appropriate; suitable; befitting; proportionate
×1
以前
いぜん
ago; since; before; previous
×1
その後
そのあと
after that; afterwards; thereafter
×1
世界気象機関
せかいきしょうきかん
World Meteorological Organization (Organisation); WMO
×1
確認
かくにん
confirmation; verification; validation; review; check; affirmation; identification
×1
パリ協定
パリきょうてい
Paris Agreement (on climate change)
×1
目標
もくひょう
1. goal; target; aim; objective 2. mark; sign; landmark
×1
超過
ちょうか
excess; being more than
×1
直ちに
ただちに
1. at once; immediately; right away; without delay 2. directly (face, lead to, etc.); automatically (mean, result in, etc.)
×1
猛暑
もうしょ
heat wave; fierce heat
×1
豪雨
ごうう
torrential rain; heavy rain; cloudburst; downpour
×1
海面上昇
かいめんじょうしょう
sea level rise; rise in sea level
×1
農業
のうぎょう
agriculture
×1
健康
けんこう
1. health 2. healthy; sound; fit; wholesome
×1
現れる
あらわれる
1. to appear; to come in sight; to become visible; to come out; to embody; to materialize; to materialise 2. to be expressed (e.g. emotions); to become apparent (e.g. trends, effects)
×1
地表
ちひょう
surface of the earth; ground surface
×1
世紀
せいき
1. century 2. era
×1
持続可能
じぞくかのう
sustainable
×1
発展
はってん
1. development; growth; expansion; extension; flourishing 2. development (of a situation, story, etc.); advancement; progression; unfolding
×1
急速
きゅうそく
rapid (e.g. progress)
×1
今世紀
こんせいき
this century
×1
半ば
なかば
1. middle; halfway; midway 2. half (of); one half
×1
正味
しょうみ
1. net weight 2. useful part; actual content
×1
近付ける
ちかづける
1. to bring near; to bring close; to let go near 2. to associate with; to bring (people) together; to let come near (of a person)
×1
対策
たいさく
measure; step; countermeasure; counterplan; countermove; strategy; preparation (e.g. for a test)
×1
両者
りょうしゃ
pair; the two; both persons; both things
×1
表れる
あらわれる
1. to appear; to come in sight; to become visible; to come out; to embody; to materialize; to materialise 2. to be expressed (e.g. emotions); to become apparent (e.g. trends, effects)
×1
未満
みまん
less than; under; below
×1
見積もる
みつもる
to estimate
×1
低
てい
low (level, value, price, etc.)
×1
時点
じてん
point in time; occasion
×1
減る
へる
to decrease (in size or number); to diminish; to abate
×1
真ん中
まんなか
middle; centre; center; midpoint; heart
×1
大きさ
おおきさ
size; dimensions; volume
×1
左右
さゆう
1. left and right; right and left 2. (asserting) control; influence; domination
×1
目安
めやす
1. criterion; standard; yardstick; reference; aim 2. rough estimate; approximation
×1
そのまま
1. without change; as is 2. just like; extremely similar
×1
保つ
たもつ
1. to keep; to preserve; to hold; to retain; to maintain; to sustain 2. to last; to endure; to keep well (food); to wear well; to be durable
×1
現実
げんじつ
reality; actuality; hard fact
×1
状況
じょうきょう
state of affairs (around you); situation; circumstances
×1
敢えて
あえて
1. purposely (of something needless, unexpected or seemingly counterproductive, etc.); daringly (doing something); deliberately; intentionally 2. not necessarily; not particularly; not especially
×1
条件
じょうけん
condition; term; requirement; qualification; prerequisite
×1
単純化
たんじゅんか
simplification
×1
基本的
きほんてき
fundamental; basic
×1
推定値
すいていち
estimated value
×1
水蒸気
すいじょうき
water vapour; water vapor; steam
×1
氷
こおり
1. ice 2. shaved ice (usually served with flavored simple syrup)
×1
強める
つよめる
to strengthen; to emphasize; to emphasise
×1
見方
みかた
1. viewpoint; point of view 2. way of understanding; way of appreciating; how to look at something (e.g. noh, train schedule)
×1
人間社会
にんげんしゃかい
human society
×1
人間活動
にんげんかつどう
human activity
×1
縦軸
たてじく
1. vertical axis; vertical line 2. vertical shaft; spindle
×1
詰まり
つまり
1. that is to say; that is; in other words; I mean; that (this, it) means 2. in short; in brief; to sum up; ultimately; in the end; in the long run; when all is said and done; what it all comes down to; when you get right down to it; basically
×1
ほぼ
almost; roughly; approximately
×1
時間軸
じかんじく
time axis
×1
統一
とういつ
unity; consolidation; uniformity; unification; compatible
×1
次第
しだい
1. depending on 2. as soon as; immediately after; upon
×1
考え方
かんがえかた
way of thinking
×1
科学的根拠
かがくてきこんきょ
scientific basis; scientific foundation; scientific grounds
×1
繋がる
つながる
1. to be tied together; to be connected to; to be linked to 2. to lead to; to be related to
×1
信頼
しんらい
reliance; trust; faith; confidence
×1
雨量
うりょう
(amount of) rainfall
×1
ぴたり
ぴったり
1. tightly; closely 2. exactly; precisely
×1
結局
けっきょく
1. after all; in the end; ultimately; eventually 2. conclusion; end
×1
専門家
せんもんか
specialist; expert; professional; authority; pundit
×1
信じる
しんじる
to believe; to believe in; to place trust in; to confide in; to have faith in
×1
感じる
かんじる
to feel; to sense; to experience
×1
知れる
しれる
1. to become known; to come to light; to be discovered 2. to be known; to be understood
×1
大まか
おおまか
1. rough (estimate, outline, etc.); broad; general; loose 2. generous; openhanded
×1
言い切る
いいきる
1. to declare; to assert; to state definitively 2. to finish saying; to say it all; to finish one's sentence
×1
但し
ただし
but; however; provided that
×1
一定
いってい
fixed; settled; constant; definite; uniform; regularized; regularised; defined; standardized; standardised; certain; prescribed
×1
数値
すうち
1. numerical value; numerics 2. reading (on a meter, etc.)
×1
自然科学
しぜんかがく
natural science
×1
測る
はかる
1. to measure; to weigh; to survey; to time (sound, gauge, estimate) 2. to conjecture; to infer; to surmise
×1
推定
すいてい
1. presumption; assumption 2. estimation
×1
限る
かぎる
1. to restrict; to limit; to confine 2. to be restricted to; to be limited to; to be confined to
×1
合わせる
あわせる
1. to match (rhythm, speed, etc.) 2. to join together; to unite; to combine; to add up
×1
身近
みぢか
near oneself; close to one; familiar
×1
例
れい
1. custom; practice; habit; usual 2. said; aforementioned
×1
予報
よほう
forecast; prediction
×1
計算
けいさん
1. calculation; reckoning; count 2. forecast
×1
基づく
もとづく
to be grounded on; to be based on; to be due to; to originate from
×1
求める
もとめる
1. to want; to wish for 2. to request; to demand; to require; to ask for
×1
非常
ひじょう
1. emergency 2. extraordinary; unusual
×1
ばらつき
scattering (e.g. in statistics); scatter; dispersion; variation
×1
もと
1. origin; source 2. base; basis; foundation; root
×1
不十分
ふじゅうぶん
insufficient; inadequate; imperfect
×1
いえる
1. to be possible to say; to be able to say 2. said; have said
×1
受け止める
うけとめる
1. to catch; to stop the blow 2. to react to; to take (advice, etc.); to accept; to come to grips with
×1
種類
しゅるい
1. variety; kind; type; category 2. counter for kinds, species, etc.
×1
分ける
わける
1. to divide (into); to split (into); to part; to separate; to divide up; to classify; to sort out; to divide out 2. to share; to distribute; to deal out; to dish out
×1
予め
あらかじめ
beforehand; in advance; previously
×1
決まる
きまる
1. to be decided; to be settled; to be fixed; to be arranged 2. to be unchanging; to be the same (as always); to be fixed; to be set
×1
未熟
みじゅく
1. unripe; green 2. inexperienced; immature; unskilled
×1
乱流
らんりゅう
(air) turbulence
×1
結果
けっか
1. result; consequence; outcome; effect 2. coming to fruition; bearing fruit
×1
逆
ぎゃく
1. reverse; opposite 2. converse (of a hypothesis, etc.)
×1
傾向
けいこう
tendency; trend; inclination
×1
重なる
かさなる
1. to be piled up; to lie on top of one another 2. to come one after another; to happen over and over; to pile up (e.g. stress); to accumulate
×1
性質
せいしつ
nature; property; disposition
×1
利く
きく
1. to be effective; to take effect; to be good (for) 2. to work; to function well
×1
生む
うむ
1. to give birth; to bear (child); to lay (eggs) 2. to produce; to yield; to give rise to; to deliver
×1
相対的
そうたいてき
relative
×1
比較的
ひかくてき
comparatively; relatively
×1
見通す
みとおす
1. to see without obstruction; to see through 2. to forecast; to predict; to anticipate
×1
極端
きょくたん
extreme; extremity
×1
現象
げんしょう
phenomenon
×1
特定
とくてい
1. specific; particular; designated; special 2. specifying; designating; identifying; pinpointing
×1
進展
しんてん
progress; development
×1
狭める
せばめる
to narrow; to reduce; to contract
×1
改良
かいりょう
improvement; reform
×1
本来
ほんらい
1. originally; primarily 2. essentially; intrinsically; naturally; by nature; in (and of) itself
×1
完全
かんぜん
perfect; complete
×1
適切
てきせつ
appropriate; suitable; fitting; apt; proper; right; pertinent; relevant
×1
こそ
1. it is ... that ...; precisely; in particular; definitely; for sure; only (when, after, because, etc.) 2. although; while; it is the case that ... but
×1
含める
ふくめる
1. to include (in a group or scope) 2. to instruct; to make one understand
×1
振れる
ふれる
1. to swing; to shake; to wave 2. to veer; to deflect; to lean towards
×1
生態系
せいたいけい
ecosystem
×1
可成
かなり
considerably; fairly; quite