「震災のときよりつらいことはない」資金150万円から行列店に成長した27歳クレープ店店主が“失敗を恐れず進む”理由
予習
この記事のキーワード — タップで意味×12
独立
どくりつ
1. independence; self-reliance; supporting oneself; being on one's own 2. independence (e.g. of a nation); freedom
×4
豌豆
えんどう
green peas
×6
金子
きんす
money; funds
×4
立ち上げ
たちあげ
starting up (e.g. business, computer)
×4
物件
ぶっけん
article; thing; object; property (real estate)
大阪・寺田町の「クレープえんどう」は、客の約9割がリピーターという行列店だ。店主の遠藤桃華さんは、24歳で独立。約3年で大阪に3店舗を構え、シンガポールにもフランチャイズ店を出店した。(前編を読む)
それだけ聞けば、大胆に事業を広げ、「たまたま当たった」若き経営者を想像するかもしれない。実際、遠藤さんは「失敗することは一度も考えたことがない」と話す。
だが、24歳での独立は突然の挑戦ではなかった。15歳からクレープ店で働き、技術と接客を磨いてきた。そして、その原点までさかのぼると、12歳のときに経験した東日本大震災に行き着く。
大阪・寺田町の「クレープえんどう」は、客の約9割がリピーターという行列店だ。店主の遠藤桃華さんは、24歳で独立。約3年で大阪に3店舗を構え、シンガポールにもフランチャイズ店を出店した。(前編を読む) それだけ聞けば、大胆に事業を広げ、「たまたま当たった」若き経営者を想像するかもしれない。実際、遠藤さんは「失敗することは一度も考えたことがない」と話す。 だが、24歳での独立は突然の挑戦ではなかった。15歳からクレープ店で働き、技術と接客を磨いてきた。そして、その原点までさかのぼると、12歳のときに経験した東日本大震災に行き着く。
■「朝起きたら、外が海のようだった」 2011年3月11日。遠藤さんは宮城県石巻市の小学6年生だった。 「地震が起きたときは小学校にいました。最初は校庭に避難していましたが、津波が来るから校舎に入りなさいという指示があって、中に入りました。でも、津波は1階の教室にも入ってくる。どこまで水位が上がるかわからなかったので、体育館2階のギャラリー(周囲を囲む観覧スペース)に上がりました」 幸い、山際にあった小学校では、津波は床上まで浸水したものの、それ以上水位が上がることはなかった。小学校に迎えに来た母親と妹ともに、遠藤さんは体育館のギャラリーで一夜を過ごした。
「朝起きたら、体育館の外が海のようになっていました」 その後、仙台にいた父親と再会できたが、中学生の姉だけは安否がわからなかった。家族が再会できたのは、震災から1週間後。姉は別の中学校に避難をしており、無事だった。 「私の家族は全員無事だったのでよかったのですが、いとこが亡くなりました。友達や同級生で亡くなっている人もいました。家族を亡くした人もいたし、避難所では、目の前で亡くなる人も見てきました」
そう話す遠藤さんの目に、涙が浮かんだ。 4月、遠藤さん一家は仙台へ移った。両親にとっては、子どもたちの生活や教育を考えての転居だった。しかし、当時12歳の遠藤さんには、友達のいる石巻を離れ、仙台に引っ越すことに納得がいかなかった。 当時はまだ小学生で携帯電話を持っておらず、SNSも今ほど普及していなかった。友人たちに引っ越しを告げられないまま、知り合いのいない中学校へ入学することになった。もともと通う予定だった中学校の制服は津波で失い、仙台での入学式には、学校が用意してくれた先輩のお下がりの制服で出席した。
もっとつらい思いをしている人がいるのだから、と自分に言い聞かせても、新しい生活に気持ちを向けることはできなかった。そんな中、遠藤さんに少し元気を与えてくれたのが、クレープだった。 ■年に1度の屋台の味が、仙台では毎日食べられる 「クレープは当時の私にとって、特別な食べ物でした。もともと石巻にはクレープ屋さんがなくて、川開き祭りというお祭りの屋台でしか食べられなかったんです。年に1回の特別な楽しみ。でも、仙台にはクレープ屋がいっぱいあって、日常的に食べられるということに驚きました。仙台に来てよかったと、そのときに思えたんです」
近所には、動物性の生クリームや、自家製カスタードを使ったクレープ店もあった。それまで主に祭りの屋台のクレープを食べてきた遠藤さんにとって、そのおいしさは「衝撃的」だったという。 震災後、新しい土地で出会ったクレープに気持ちを明るくしてもらった。この経験が、現在の遠藤さんの店づくりにもつながっている。前編で語っていた「日常の中の小さいハッピーになれたら」という思いの背景には、12歳のときの記憶があるのだ。
震災が遠藤さんに残したものは、もう一つある。 「人生の中で、震災のときよりつらいことはないんじゃないかと思いながら生きています。だから、大変なことがあっても、それほど大きな問題ではないと思えるんです。いつ死んでもおかしくないからこそ、やってみたいことはやってみる。目の前に来たチャンスをつかんで、挑戦していきたいと思っています」 ■クレープで稼いだバイト代をクレープに費やす 高校生になると、遠藤さんはクレープ店でアルバイトを始めた。クレープを食べるためのお金を、クレープをつくって稼ぐためだ。さらに、まかないでもクレープを食べられる。まさにクレープ漬けの日々だった。
アルバイトは大学生になってからも続け、クレープをつくる腕を磨いていった。さらに全国のクレープ店を巡るようになった。東北地方、東京、福岡、大阪など各地の店を食べ歩き、それぞれの店の特徴にも目を向けるようになった。 ところが大学では、クレープとは関係のない、自分が興味を持った分野を専攻した。この頃はまだ「クレープを仕事に」とは思っていなかったからだ。しかし就職を考える時期になり、改めて自分にできることを考えると、「クレープしかない」と思ったという。
いずれは自分の店を持ちたい。そのために必要な経験を積める店で働こう。そう考えた遠藤さんが選んだのが、大阪・梅田にあった「YORKYS Creperie(ヨーキーズクレープリー)」だった。 「当時、東京では2000円前後の高級クレープが流行っていました。一方、仙台は500〜600円くらいの、気軽に食べられるクレープが中心でした。大阪はその中間で、こだわりはあるけれど1000円以下で高すぎない。私はパティシエでもないし、安くておいしいクレープの方がうれしいと思ったので、大阪の店が自分には一番勉強になると思ったんです」
当時は、SNSで映える見た目を意識したスイーツが次々と登場していた。そんな中で、「YORKYS Creperie」は見た目の華やかさだけでなく、味にもこだわっていた。遠藤さんは、「こんなクレープ店をやりたい」と思ったという。 ところが、当時、YORKYS Creperieは正社員を募集していなかった。 「アルバイトしか募集していなかったのですが、大阪店の店長との面接で、社員になりたいと伝えると社長に取り次いでもらいました。次の日に社長に面接してもらい、26歳には独立したいという想いも伝えた上で、その場で採用してもらいました」
2021年、コロナ禍真っ最中で、外食産業全体が大きな打撃を受け、先行きの見えにくい時期でもあった。なぜ、採用してくれたのか。後に遠藤さんが社長に尋ねると、「こんなにクレープが好きな人は初めてだったから、面白そうだなと思った」という答えが返ってきたという。 入社後、遠藤さんは独立に必要な経験を積める機会があれば、積極的に手を挙げた。社長もそれを後押ししてくれた。入社からわずか2カ月で大阪店の店長に。その4カ月後、名古屋に新店舗を出す際には、「立ち上げを経験したい」という希望がかない、オープンに携わった。
名古屋店の立ち上げ後には、東京で2店舗を同時に立ち上げる仕事も任された。自分の店を持つには、クレープをおいしくつくれるだけでは足りない。店舗の運営や、新しい店を一から立ち上げる経験も必要になる。遠藤さんは、独立に向けてそうした経験を一つずつ重ねていった。 26歳までに独立しようと考えていた遠藤さんだったが、実際の独立は予定より早まった。東京で新店舗の立ち上げに奔走していたとき、大阪で理想の物件に出会ったからだ。
■開業資金150万円、金融機関からの借り入れなし 遠藤さんの趣味は物件サイトを見ることだ。東京の新店舗の立ち上げに奔走していた頃も、夜になると寝る前に趣味の物件探しをしていた。そんな中、寺田町で理想的なテナントを見つけた。 「私は生まれ育った場所が田舎なので、やっぱりちょっとローカルな感じの街が好きなんです。寺田町は都会のそばだけど、ローカルな雰囲気も残っていて、ちょうどいいなと思いました。駅からすぐというのと、近くに花屋さんと公園があって。ここで店をやるイメージが浮かびました」
社長に相談すると、一緒に物件を見てくれた。遠藤さんが決めたのなら、と独立を応援して送り出してくれたという。開店時には、お祝いとして生クリームをつくるミキサーも贈ってくれた。 開業資金は約150万円。金融機関からの借り入れはせず、アルバイト時代から貯めてきた自分のお金と、両親から借りた資金で店を始めた。 現在はイートインスペースになっている2階も、開店当初はまだ整備されておらず、まずはテイクアウト専門店としてスタートした。その後、資金を貯めて2階を改装。売り上げを設備や次の出店に回し、2号店、3号店も店で得た売り上げを使って広げてきた。
冒頭でも触れたが、24歳で独立したと聞けば、若くして思い切った勝負に出たようにも見える。しかし遠藤さんは、15歳からクレープ店で働き、客として各地の店を食べ歩き、クレープ店に就職してからは店長や新店舗の立ち上げも経験してきた。独立した時点で、クレープとの付き合いはすでに9年近くになっていた。 遠藤さん自身は「運がよかった」と話すが、これまでの歩みをたどると、その背景には長い時間をかけて積み重ねてきた経験があることがわかる。
■天丼「金子半之助」創業者が海外から会いに来た 1人で店を始めた遠藤さんだが、今では「いいチームができている」と話す。 「本当に素敵なメンバーが集まっています。今のスタッフの半数が、もともとクレープえんどうの常連さんなんです」 「クレープえんどう」が好きで通っていた客が、今度は店をつくる側になる。そうしたスタッフが働く3つの店舗には、どこにも共通した親しみやすい雰囲気がある。 海外への出店も、考え方を共有できる人との出会いから始まった。天丼チェーン「金子半之助」の創業者、株式会社うまプロの代表取締役・金子真也氏だ。金子氏は、自身が手がける日本茶ブランド「UMACHA」のシンガポール店で本格的なクレープを提供したいと考え、遠藤さんに声をかけた。
「一緒にやらないかというオファーはいろいろなところから来ていて、全部断っていたんです。でも、金子さんはシンガポールから会いに来てくれて、話しているうちに、この人だったらやってみたいと思うようになりました。チームを大事にして、お客さんがどうしたら喜ぶかということを徹底的に考える姿勢が同じで、共感すると同時に、いい刺激ももらえました」 今後は、金子氏とともにさらに事業を広げていく構想もあるという。 「今日ここではじめて言うのですが、7年で50店舗を目指したいです」
そう話したあと、もう一つ、遠藤さんが実現したい夢を教えてくれた。 「もう少し直近の夢は、地元の宮城にお店を出すことです。出そうと思えば、もう出せるかもしれない。でも、せっかくならブランドとして大きくなってから出したいんです」 12歳のとき、震災後に移り住んだ仙台でクレープに元気をもらった遠藤さん。そこで出会ったクレープをきっかけに始まった道は、再び宮城へとつながろうとしている。 ■「自分が死んだあとも残る店に」
遠藤さんはスタッフに、よく「100年続くブランドをつくろう」と話しているという。 「自分が死んだあとも、クレープえんどうが残ったらいいなと思っていて。今4年目だから、あと96年ですね。長いですね(笑)。でも、本当に4年があっという間だったから、これからもあっという間に時間が経っていくんだろうなと思います」 取材後、筆者は大阪の3つの店舗を回り、それぞれの店でクレープを食べた。若いカップルも、1人で訪れる男性も、子どもを連れた女性たちもいた。その隣で子どもたちが宿題をしていた。
遠藤さんは「街の駄菓子屋のような存在になりたい」と話していた。店を訪れてみると、その言葉の意味がよくわかる。特別な日に出かける店というより、日常の中でちょっと気分を上げたいときに立ち寄れる場所なのだ。 街の駄菓子屋のように、地域に小さな幸せとつながりを増やしていくクレープ屋。読者の街へも、いつか現れるかもしれない。
大阪・寺田町の「クレープえんどう」は、客の約9割がリピーターという行列店だ。店主の遠藤桃華さんは、24歳で独立。約3年で大阪に3店舗を構え、シンガポールにもフランチャイズ店を出店した。(前編を読む) それだけ聞けば、大胆に事業を広げ、「たまたま当たった」若き経営者を想像するかもしれない。実際、遠藤さんは「失敗することは一度も考えたことがない」と話す。 だが、24歳での独立は突然の挑戦ではなかった。15歳からクレープ店で働き、技術と接客を磨いてきた。そして、その原点までさかのぼると、12歳のときに経験した東日本大震災に行き着く。
■「朝起きたら、外が海のようだった」 2011年3月11日。遠藤さんは宮城県石巻市の小学6年生だった。 「地震が起きたときは小学校にいました。最初は校庭に避難していましたが、津波が来るから校舎に入りなさいという指示があって、中に入りました。でも、津波は1階の教室にも入ってくる。どこまで水位が上がるかわからなかったので、体育館2階のギャラリー(周囲を囲む観覧スペース)に上がりました」 幸い、山際にあった小学校では、津波は床上まで浸水したものの、それ以上水位が上がることはなかった。小学校に迎えに来た母親と妹ともに、遠藤さんは体育館のギャラリーで一夜を過ごした。
「朝起きたら、体育館の外が海のようになっていました」 その後、仙台にいた父親と再会できたが、中学生の姉だけは安否がわからなかった。家族が再会できたのは、震災から1週間後。姉は別の中学校に避難をしており、無事だった。 「私の家族は全員無事だったのでよかったのですが、いとこが亡くなりました。友達や同級生で亡くなっている人もいました。家族を亡くした人もいたし、避難所では、目の前で亡くなる人も見てきました」
そう話す遠藤さんの目に、涙が浮かんだ。 4月、遠藤さん一家は仙台へ移った。両親にとっては、子どもたちの生活や教育を考えての転居だった。しかし、当時12歳の遠藤さんには、友達のいる石巻を離れ、仙台に引っ越すことに納得がいかなかった。 当時はまだ小学生で携帯電話を持っておらず、SNSも今ほど普及していなかった。友人たちに引っ越しを告げられないまま、知り合いのいない中学校へ入学することになった。もともと通う予定だった中学校の制服は津波で失い、仙台での入学式には、学校が用意してくれた先輩のお下がりの制服で出席した。
もっとつらい思いをしている人がいるのだから、と自分に言い聞かせても、新しい生活に気持ちを向けることはできなかった。そんな中、遠藤さんに少し元気を与えてくれたのが、クレープだった。 ■年に1度の屋台の味が、仙台では毎日食べられる 「クレープは当時の私にとって、特別な食べ物でした。もともと石巻にはクレープ屋さんがなくて、川開き祭りというお祭りの屋台でしか食べられなかったんです。年に1回の特別な楽しみ。でも、仙台にはクレープ屋がいっぱいあって、日常的に食べられるということに驚きました。仙台に来てよかったと、そのときに思えたんです」
近所には、動物性の生クリームや、自家製カスタードを使ったクレープ店もあった。それまで主に祭りの屋台のクレープを食べてきた遠藤さんにとって、そのおいしさは「衝撃的」だったという。 震災後、新しい土地で出会ったクレープに気持ちを明るくしてもらった。この経験が、現在の遠藤さんの店づくりにもつながっている。前編で語っていた「日常の中の小さいハッピーになれたら」という思いの背景には、12歳のときの記憶があるのだ。
震災が遠藤さんに残したものは、もう一つある。 「人生の中で、震災のときよりつらいことはないんじゃないかと思いながら生きています。だから、大変なことがあっても、それほど大きな問題ではないと思えるんです。いつ死んでもおかしくないからこそ、やってみたいことはやってみる。目の前に来たチャンスをつかんで、挑戦していきたいと思っています」 ■クレープで稼いだバイト代をクレープに費やす 高校生になると、遠藤さんはクレープ店でアルバイトを始めた。クレープを食べるためのお金を、クレープをつくって稼ぐためだ。さらに、まかないでもクレープを食べられる。まさにクレープ漬けの日々だった。
アルバイトは大学生になってからも続け、クレープをつくる腕を磨いていった。さらに全国のクレープ店を巡るようになった。東北地方、東京、福岡、大阪など各地の店を食べ歩き、それぞれの店の特徴にも目を向けるようになった。 ところが大学では、クレープとは関係のない、自分が興味を持った分野を専攻した。この頃はまだ「クレープを仕事に」とは思っていなかったからだ。しかし就職を考える時期になり、改めて自分にできることを考えると、「クレープしかない」と思ったという。
いずれは自分の店を持ちたい。そのために必要な経験を積める店で働こう。そう考えた遠藤さんが選んだのが、大阪・梅田にあった「YORKYS Creperie(ヨーキーズクレープリー)」だった。 「当時、東京では2000円前後の高級クレープが流行っていました。一方、仙台は500〜600円くらいの、気軽に食べられるクレープが中心でした。大阪はその中間で、こだわりはあるけれど1000円以下で高すぎない。私はパティシエでもないし、安くておいしいクレープの方がうれしいと思ったので、大阪の店が自分には一番勉強になると思ったんです」
当時は、SNSで映える見た目を意識したスイーツが次々と登場していた。そんな中で、「YORKYS Creperie」は見た目の華やかさだけでなく、味にもこだわっていた。遠藤さんは、「こんなクレープ店をやりたい」と思ったという。 ところが、当時、YORKYS Creperieは正社員を募集していなかった。 「アルバイトしか募集していなかったのですが、大阪店の店長との面接で、社員になりたいと伝えると社長に取り次いでもらいました。次の日に社長に面接してもらい、26歳には独立したいという想いも伝えた上で、その場で採用してもらいました」
2021年、コロナ禍真っ最中で、外食産業全体が大きな打撃を受け、先行きの見えにくい時期でもあった。なぜ、採用してくれたのか。後に遠藤さんが社長に尋ねると、「こんなにクレープが好きな人は初めてだったから、面白そうだなと思った」という答えが返ってきたという。 入社後、遠藤さんは独立に必要な経験を積める機会があれば、積極的に手を挙げた。社長もそれを後押ししてくれた。入社からわずか2カ月で大阪店の店長に。その4カ月後、名古屋に新店舗を出す際には、「立ち上げを経験したい」という希望がかない、オープンに携わった。
名古屋店の立ち上げ後には、東京で2店舗を同時に立ち上げる仕事も任された。自分の店を持つには、クレープをおいしくつくれるだけでは足りない。店舗の運営や、新しい店を一から立ち上げる経験も必要になる。遠藤さんは、独立に向けてそうした経験を一つずつ重ねていった。 26歳までに独立しようと考えていた遠藤さんだったが、実際の独立は予定より早まった。東京で新店舗の立ち上げに奔走していたとき、大阪で理想の物件に出会ったからだ。
■開業資金150万円、金融機関からの借り入れなし 遠藤さんの趣味は物件サイトを見ることだ。東京の新店舗の立ち上げに奔走していた頃も、夜になると寝る前に趣味の物件探しをしていた。そんな中、寺田町で理想的なテナントを見つけた。 「私は生まれ育った場所が田舎なので、やっぱりちょっとローカルな感じの街が好きなんです。寺田町は都会のそばだけど、ローカルな雰囲気も残っていて、ちょうどいいなと思いました。駅からすぐというのと、近くに花屋さんと公園があって。ここで店をやるイメージが浮かびました」
社長に相談すると、一緒に物件を見てくれた。遠藤さんが決めたのなら、と独立を応援して送り出してくれたという。開店時には、お祝いとして生クリームをつくるミキサーも贈ってくれた。 開業資金は約150万円。金融機関からの借り入れはせず、アルバイト時代から貯めてきた自分のお金と、両親から借りた資金で店を始めた。 現在はイートインスペースになっている2階も、開店当初はまだ整備されておらず、まずはテイクアウト専門店としてスタートした。その後、資金を貯めて2階を改装。売り上げを設備や次の出店に回し、2号店、3号店も店で得た売り上げを使って広げてきた。
冒頭でも触れたが、24歳で独立したと聞けば、若くして思い切った勝負に出たようにも見える。しかし遠藤さんは、15歳からクレープ店で働き、客として各地の店を食べ歩き、クレープ店に就職してからは店長や新店舗の立ち上げも経験してきた。独立した時点で、クレープとの付き合いはすでに9年近くになっていた。 遠藤さん自身は「運がよかった」と話すが、これまでの歩みをたどると、その背景には長い時間をかけて積み重ねてきた経験があることがわかる。
■天丼「金子半之助」創業者が海外から会いに来た 1人で店を始めた遠藤さんだが、今では「いいチームができている」と話す。 「本当に素敵なメンバーが集まっています。今のスタッフの半数が、もともとクレープえんどうの常連さんなんです」 「クレープえんどう」が好きで通っていた客が、今度は店をつくる側になる。そうしたスタッフが働く3つの店舗には、どこにも共通した親しみやすい雰囲気がある。 海外への出店も、考え方を共有できる人との出会いから始まった。天丼チェーン「金子半之助」の創業者、株式会社うまプロの代表取締役・金子真也氏だ。金子氏は、自身が手がける日本茶ブランド「UMACHA」のシンガポール店で本格的なクレープを提供したいと考え、遠藤さんに声をかけた。
「一緒にやらないかというオファーはいろいろなところから来ていて、全部断っていたんです。でも、金子さんはシンガポールから会いに来てくれて、話しているうちに、この人だったらやってみたいと思うようになりました。チームを大事にして、お客さんがどうしたら喜ぶかということを徹底的に考える姿勢が同じで、共感すると同時に、いい刺激ももらえました」 今後は、金子氏とともにさらに事業を広げていく構想もあるという。 「今日ここではじめて言うのですが、7年で50店舗を目指したいです」
そう話したあと、もう一つ、遠藤さんが実現したい夢を教えてくれた。 「もう少し直近の夢は、地元の宮城にお店を出すことです。出そうと思えば、もう出せるかもしれない。でも、せっかくならブランドとして大きくなってから出したいんです」 12歳のとき、震災後に移り住んだ仙台でクレープに元気をもらった遠藤さん。そこで出会ったクレープをきっかけに始まった道は、再び宮城へとつながろうとしている。 ■「自分が死んだあとも残る店に」
遠藤さんはスタッフに、よく「100年続くブランドをつくろう」と話しているという。 「自分が死んだあとも、クレープえんどうが残ったらいいなと思っていて。今4年目だから、あと96年ですね。長いですね(笑)。でも、本当に4年があっという間だったから、これからもあっという間に時間が経っていくんだろうなと思います」 取材後、筆者は大阪の3つの店舗を回り、それぞれの店でクレープを食べた。若いカップルも、1人で訪れる男性も、子どもを連れた女性たちもいた。その隣で子どもたちが宿題をしていた。
遠藤さんは「街の駄菓子屋のような存在になりたい」と話していた。店を訪れてみると、その言葉の意味がよくわかる。特別な日に出かける店というより、日常の中でちょっと気分を上げたいときに立ち寄れる場所なのだ。 街の駄菓子屋のように、地域に小さな幸せとつながりを増やしていくクレープ屋。読者の街へも、いつか現れるかもしれない。
この記事の単語 (277)
×30
遠藤
えとう
Etou (surname)
×12
大阪
おおさか
1. Osaka (city, prefecture) 2. large hill
×12
独立
どくりつ
1. independence; self-reliance; supporting oneself; being on one's own 2. independence (e.g. of a nation); freedom
×9
仙台
せんだい
Sendai (city in Miyagi)
×7
店舗
てんぽ
shop; store
×6
当時
とうじ
at that time; in those days
×6
金子
きんす
money; funds
×5
東京
とうきょう
Tokyo
×4
寺田町
てらだちょう
Teradachō (place)
×4
豌豆
えんどう
green peas
×4
出店
しゅってん
1. setting up a stall or booth (bazaar, festival) 2. opening a branch office; opening a store
×4
広げる
ひろげる
1. to spread; to extend; to expand; to enlarge; to widen; to broaden 2. to unfold; to open; to unroll; to unwrap
×4
知れる
しれる
1. to become known; to come to light; to be discovered 2. to be known; to be understood
×4
津波
つなみ
tsunami; tidal wave
×4
立ち上げ
たちあげ
starting up (e.g. business, computer)
×4
物件
ぶっけん
article; thing; object; property (real estate)
×4
資金
しきん
funds; capital
×4
街
まち
1. town; block; neighbourhood; neighborhood 2. downtown; main street
×3
前編
ぜんぺん
first part; first volume; prequel
×3
事業
じぎょう
1. project; enterprise; business; industry; operations; venture; service 2. act; deed; conduct
×3
実際
じっさい
1. reality; actuality; truth; fact; actual conditions 2. practice (as opposed to theory)
×3
挑戦
ちょうせん
challenge; defiance; dare; attempt; try
×3
避難
ひなん
taking refuge; finding shelter; evacuation; escape; seeking safe haven
×3
上がる
あがる
1. to rise; to go up; to come up; to ascend; to be raised 2. to enter (esp. from outdoors); to come in; to go in
×3
体育館
たいいくかん
gymnasium
×3
震災
しんさい
1. earthquake disaster 2. Great Kanto Earthquake (1923)
×3
元々
もともと
originally; by nature; from the start
×3
思い
おもい
1. thought 2. imagination; mind; heart
×3
屋台
やたい
1. cart (esp. a food cart); stall; stand 2. festival float; portable shrine dedicated to a god and shaped like a house; dancing platform
×3
出会う
であう
1. to meet (by chance); to come across; to run across; to encounter; to happen upon 2. to meet (e.g. of rivers, highways, etc.)
×3
店長
てんちょう
shop manager
×3
立ち上げる
たちあげる
to start (something); to start up; to boot (a computer); to launch (a business)
×2
割
わり
1. rate; ratio; proportion; percentage 2. profit
×2
行列
ぎょうれつ
1. line; queue; procession; parade 2. matrix
×2
店主
てんしゅ
shopkeeper; storekeeper; proprietor of a shop
×2
桃花
とうか
peach blossom
×2
構える
かまえる
1. to set up (a house, store, etc.); to build; to establish; to run; to maintain 2. to have at the ready (e.g. a gun); to hold in preparation (e.g. a camera); to prepare in advance (e.g. a meal)
×2
大胆
だいたん
bold; daring; audacious
×2
偶々
たまたま
1. occasionally; once in a while; seldom 2. casually; unexpectedly; accidentally; by chance
×2
当たる
あたる
1. to be hit; to strike 2. to touch; to be in contact; to be affixed
×2
経営者
けいえいしゃ
manager; proprietor
×2
想像
そうぞう
imagination; guess
×2
突然
とつぜん
abrupt; sudden; unexpected
×2
接客
せっきゃく
serving customers; looking after visitors; reception
×2
原点
げんてん
1. starting point; origin; beginning 2. origin (of coordinate axes)
×2
遡る
さかのぼる
1. to go upstream 2. to go back (in time, to origin); to date back to; to trace back to; to make retroactive
×2
東日本大震災
ひがしにほんだいしんさい
Great East Japan earthquake (March 11, 2011); Tōhoku earthquake; Tohoku earthquake; Sendai earthquake
×2
行き着く
ゆきつく
to arrive at; to end up
×2
水位
すいい
water level
×2
再会
さいかい
another meeting; meeting again; reunion
×2
無事
ぶじ
1. safety; security; peace; quiet 2. safely; without incident; successfully
×2
浮かぶ
うかぶ
1. to float; to be suspended 2. to rise to the surface; to appear; to emerge; to show up; to loom (up)
×2
子供達
こどもたち
children
×2
石巻
いしのまき
Ishinomaki (place)
×2
制服
せいふく
uniform
×2
祭
まつり
1. festival; feast 2. harassment by an Internet pitchfork mob; online shaming; flaming
×2
生クリーム
なまクリーム
fresh cream
×2
現在
げんざい
now; current; present; present time; as of
×2
繋がる
つながる
1. to be tied together; to be connected to; to be linked to 2. to lead to; to be related to
×2
日常
にちじょう
everyday; daily; ordinary; usual; routine; regular
×2
背景
はいけい
1. background; scenery; backdrop; setting 2. background (of an incident, situation, etc.); circumstances; context
×2
稼ぐ
かせぐ
1. to earn (income); to make (money) 2. to score (points, victory); to gain (time); to play (for time)
×2
各地
かくち
every place; various places
×2
食べ歩く
たべあるく
to try out the food at various restaurants
×2
就職
しゅうしょく
finding employment; getting a job
×2
時期
じき
time; season; period; phase; stage
×2
積む
つむ
1. to pile up; to stack 2. to load (car, ship, etc.); to pack
×2
見た目
みため
appearance; (outward) looks; exterior appearance
×2
募集
ぼしゅう
1. recruitment; invitation; selection; advertisement; taking applications 2. raising (funds, donations, etc.); collection; subscription; solicitation
×2
面接
めんせつ
interview (e.g. for a job)
×2
採用
さいよう
1. use; adoption; acceptance 2. appointment; employment; engagement; recruitment
×2
入社
にゅうしゃ
joining a company; getting a job with a company; entering a company
×2
箇月
かげつ
months (period of)
×2
名古屋
なごや
Nagoya (city)
×2
同時
どうじ
simultaneous; concurrent; same time; synchronous; together
×2
奔走
ほんそう
running about; making every effort; being busily engaged (in something); good offices
×2
開業
かいぎょう
opening a business; opening a practice
×2
金融機関
きんゆうきかん
financial institutions; banking facilities
×2
借り入れ
かりいれ
debt
×2
雰囲気
ふんいき
1. atmosphere; mood; ambience; ambiance; aura; feel 2. a certain air; presence; special aura; something (about someone)
×2
開店
かいてん
1. opening a new shop 2. opening a shop (for the day)
×2
溜める
ためる
1. to amass; to accumulate; to store 2. to leave unpaid
×2
売り上げ
うりあげ
amount sold; sales; proceeds; takings; turnover
×2
号
ごう
1. number; edition; make; model; issue; part of that group 2. sobriquet; pen-name
×2
自身
じしん
(one's) self; oneself
×2
天丼
てんどん
1. tempura served over a bowl of rice 2. (in comedy) repeating the same gag or silly line
×2
半之助
はんのすけ
Hannosuke (masc)
×2
創業者
そうぎょうしゃ
founder (of a company)
×2
海外
かいがい
foreign; abroad; overseas
×2
本当
ほんとう
1. truth; reality; actuality; fact 2. proper; right; correct; official
×2
宮城
みやぎ
Miyagi (prefecture)
×2
あっ
1. ah; oh 2. hey!
×2
訪れる
おとずれる
1. to visit; to call on 2. to arrive (season, time, situation, etc.); to come; to appear
×2
駄菓子屋
だがしや
small-time candy store
×1
宮城県
みやぎけん
Miyagi prefecture (Tōhoku area)
×1
石巻市
いしのまきし
Ishinomaki (city) (place)
×1
小学
しょうがく
1. elementary school; primary school; grade school 2. school for children over eight years old in ancient China
×1
校庭
こうてい
schoolyard; playground; school grounds; campus
×1
校舎
こうしゃ
school building; schoolhouse
×1
指示
しじ
1. indication; denotation; designation 2. instructions; directions
×1
周囲
しゅうい
1. surroundings; environs 2. circumference
×1
囲む
かこむ
1. to surround; to encircle; to enclose; to fence; to wall in 2. to besiege; to lay siege to
×1
観覧
かんらん
viewing
×1
幸い
さいわい
1. happiness; blessedness; luck; fortune; felicity 2. luckily; fortunately
×1
山際
やまぎわ
mountain ridge; near a mountain
×1
床上
ゆかうえ
on a floor; above floor level
×1
浸水
しんすい
inundation; submersion; flood
×1
母親
ははおや
mother
×1
一夜
いちや
one night; all night; overnight; one evening
×1
過ごす
すごす
1. to pass (time); to spend 2. to overdo (esp. of one's alcohol consumption); to drink (alcohol)
×1
父親
ちちおや
father
×1
中学生
ちゅうがくせい
junior high school student; middle school pupil
×1
安否
あんぴ
safety; welfare; well-being
×1
全員
ぜんいん
all members; all hands; everyone; everybody; whole crew
×1
いとこ
じゅうけい
cousin (elder male)
×1
同級生
どうきゅうせい
classmate
×1
亡くす
なくす
to lose (through death) (e.g. wife, child)
×1
涙
なみだ
1. tear; tears; lachrymal secretion 2. sympathy
×1
一家
いっか
1. a family; a household; a home; one's family; whole family 2. (one's own) style; school
×1
転居
てんきょ
moving; changing residence; change of address
×1
離れる
はなれる
1. to be separated; to be apart; to be distant 2. to leave; to go away
×1
納得
なっとく
1. consent; assent; agreement 2. understanding; comprehension; grasp
×1
小学生
しょうがくせい
elementary school student; primary school student; grade school student
×1
携帯電話
けいたいでんわ
mobile telephone; cellular telephone
×1
普及
ふきゅう
diffusion; spread; popularization; promulgation; familiarization
×1
友人
ゆうじん
friend
×1
引っ越し
ひっこし
moving (dwelling, office, etc.); changing residence
×1
告げる
つげる
1. to tell; to inform; to announce 2. to indicate; to signal; to mark
×1
侭
まま
1. as it is; as one likes; because; as 2. condition; state
×1
知り合い
しりあい
acquaintance
×1
失う
うしなう
1. to lose 2. to miss (a change, opportunity)
×1
入学式
にゅうがくしき
school entrance ceremony
×1
お下がり
おさがり
1. hand-me-down 2. food offering to the gods
×1
言い聞かせる
いいきかせる
to tell; to advise; to warn; to admonish; to reason; to persuade; to instruct
×1
与える
あたえる
1. to give (esp. to someone of lower status); to bestow; to grant; to confer; to present; to award 2. to provide; to afford; to offer; to supply
×1
川開き
かわびらき
festival marking the start of boating season
×1
日常的
にちじょうてき
mundane; routine; everyday; unremarkable; common; day-to-day
×1
動物性
どうぶつせい
1. animal (in nature) 2. animal (in origin)
×1
自家製
じかせい
homemade
×1
主に
おもに
mainly; primarily
×1
衝撃的
しょうげきてき
devastating; gut-wrenching; shocking; startling; sensational; astounding; astonishing
×1
土地
とち
1. plot of land; lot; soil 2. locality; region; place
×1
語る
かたる
1. to talk about; to speak of; to tell; to narrate 2. to recite; to chant
×1
記憶
きおく
1. memory; recollection; remembrance 2. storage
×1
残す
のこす
1. to leave (behind) 2. to leave (undone); to not finish
×1
人生
じんせい
(human) life (i.e. conception to death)
×1
大変
たいへん
1. very; greatly; terribly; awfully 2. immense; enormous; great
×1
可笑しい
おかしい
1. funny; amusing; comical; laughable; ridiculous 2. strange; odd; funny; peculiar; weird; unusual; eccentric
×1
こそ
1. it is ... that ...; precisely; in particular; definitely; for sure; only (when, after, because, etc.) 2. although; while; it is the case that ... but
×1
掴む
つかむ
1. to seize; to catch; to grasp; to grip; to grab; to clutch; to hold; to catch hold of; to lay one's hands on 2. to obtain; to acquire; to get; to win; to capture
×1
バイト代
バイトだい
earnings from a part-time job
×1
費やす
ついやす
1. to spend; to expend; to consume 2. to waste; to squander; to throw away
×1
賄い
まかない
boarding; board; meals; catering; cook
×1
正に
まさに
1. exactly; surely; certainly; just 2. right then; just then; at that moment
×1
日々
ひび
every day; daily; day after day; days (e.g. good old days)
×1
全国
ぜんこく
the whole country
×1
巡る
めぐる
1. to go around 2. to return
×1
東北地方
とうほくちほう
Tōhoku region (northernmost six prefectures of Honshu); Tohoku region
×1
福岡
ふくおか
Fukuoka (city, prefecture)
×1
特徴
とくちょう
feature; trait; characteristic; peculiarity; distinction
×1
分野
ぶんや
field; sphere; realm; division; branch
×1
専攻
せんこう
major subject; special study
×1
此の頃
このごろ
these days; nowadays; now; at present; recently; lately
×1
改めて
あらためて
1. another time; again; over again; once again; anew 2. formally; especially; intentionally; deliberately
×1
いずれ
1. where; which; who 2. anyway; anyhow; at any rate
×1
梅田
あめだ
Ameda (surname)
×1
前後
ぜんご
1. front and rear; front and back; before and behind; back and forth 2. before and after
×1
高級
こうきゅう
1. high class; high grade 2. high rank; seniority
×1
流行る
はやる
1. to be popular; to come into fashion 2. to be prevalent; to spread widely (e.g. disease); to be endemic
×1
気軽
きがる
1. carefree; buoyant; lighthearted; sprightly 2. ease
×1
中心
ちゅうしん
1. center; centre; middle; heart; core; focus; pivot; emphasis; balance 2. -centered; -centred; -focused; -oriented; centered on; focused on
×1
中間
ちゅうかん
1. middle; midway; halfway; centre; center 2. middle position; moderate position; neutral position; middle-of-the-road position
×1
こだわり
1. obsession; fixation; hangup; determination; fastidiousness; pickiness about (trait, style, etc.) 2. complaining; criticizing
×1
一番
いちばん
1. number one; first; first place 2. best; most
×1
映える
はえる
1. to shine; to glow 2. to look attractive; to look nice; to be set off (by)
×1
意識
いしき
1. consciousness 2. becoming aware (of); awareness; sense
×1
次々
つぎつぎ
in succession; one by one
×1
登場
とうじょう
1. entry (on stage); appearance (on screen) 2. entrance; introduction (into a market)
×1
華やか
はなやか
showy; brilliant; gorgeous; florid; gay
×1
拘る
こだわる
1. to fuss over; to be particular about 2. to be obsessive about; to be fixated on
×1
正社員
せいしゃいん
regular employee; permanent employee; full-time employee
×1
社員
しゃいん
1. company employee 2. member of a corporation; company stockholder (esp. in legal contexts)
×1
取り次ぐ
とりつぐ
1. to act as an agent for; to intermediate 2. to announce (someone's arrival); to answer (the door, the phone); to receive (a guest at reception); to usher in (a guest)
×1
コロナ禍
コロナか
coronavirus crisis; COVID-19 calamity
×1
真っ最中
まっさいちゅう
right in the middle (of); midst; height
×1
外食産業
がいしょくさんぎょう
food service industry
×1
全体
ぜんたい
whole; entirety; whatever (is the matter)
×1
打撃
だげき
1. blow; shock; strike; damage 2. batting
×1
先行き
さきゆき
the future; future prospects
×1
面白い
おもしろい
1. interesting; fascinating; intriguing; enthralling 2. amusing; funny; comical
×1
答え
こたえ
answer; reply; response; solution
×1
返る
かえる
1. to return; to come back; to go back 2. to turn over
×1
積極的
せっきょくてき
positive; assertive; active; proactive; aggressive
×1
後押し
あとおし
1. pushing; backing; boosting; supporting 2. pushing from behind (a cart, etc.); pusher
×1
僅か
わずか
1. (a) little; (a) few; slight; small (amount); trifling; meagre; meager 2. only; just; merely
×1
際
さい
on the occasion of; circumstances; juncture
×1
希望
きぼう
hope; wish; aspiration
×1
携わる
たずさわる
to engage in; to participate in; to take part in; to be involved in
×1
任す
まかす
to entrust; to leave to a person
×1
美味しい
おいしい
1. delicious; tasty; sweet 2. attractive; appealing; convenient; favorable; desirable; profitable
×1
運営
うんえい
management; administration; operation
×1
重ねる
かさねる
1. to pile up; to heap up; to stack up; to put on top of another 2. to repeat many times over; to go through repeatedly; to accumulate
×1
早まる
はやまる
1. to be brought forward (e.g. by three hours); to be moved up; to be advanced 2. to be hasty; to be rash
×1
理想
りそう
ideal; ideals
×1
なし
1. without 2. unacceptable; not alright; unsatisfactory
×1
頃
ころ
1. (approximate) time; around; about; toward 2. suitable time (or condition)
×1
理想的
りそうてき
ideal
×1
生まれ育つ
うまれそだつ
to be born and raised (in one particular place)
×1
感じ
かんじ
feeling; sense; impression
×1
都会
とかい
1. city 2. Tokyo Metropolitan Assembly
×1
花屋
はなや
florist; flower shop
×1
応援
おうえん
1. aid; assistance; help; support; reinforcement 2. cheering; rooting (for); support
×1
送り出す
おくりだす
to send out; to forward; to show (a person) out
×1
贈る
おくる
1. to give (as a gift); to present 2. to confer; to bestow; to award
×1
当初
とうしょ
1. beginning; start; outset 2. at first; at the beginning; initially; originally
×1
整備
せいび
1. maintenance; servicing 2. putting in place; establishment; development; preparation; provision; outfitting
×1
専門店
せんもんてん
specialist shop; shop specializing in a few types of product
×1
改装
かいそう
remodelling; remodeling; reorganization; reorganisation
×1
設備
せつび
equipment; facilities; installation; accommodations; conveniences; arrangements
×1
回す
まわす
1. to turn; to rotate; to spin; to twist; to gyrate 2. to pass around; to send around; to hand around; to circulate
×1
冒頭
ぼうとう
beginning; start; outset
×1
触れる
ふれる
1. to touch; to feel 2. to touch (with)
×1
思い切る
おもいきる
1. to give up all thoughts of; to abandon; to despair of 2. to make up one's mind; to take a momentous decision
×1
勝負
しょうぶ
1. victory or defeat 2. match; contest; game; bout
×1
時点
じてん
point in time; occasion
×1
付き合い
つきあい
association; socializing; socialising; fellowship
×1
既に
すでに
already; too late
×1
歩み
あゆみ
1. walking 2. pace; step
×1
辿る
たどる
to follow (road); to pursue (course); to follow up; to follow (hyperlink)
×1
積み重ねる
つみかさねる
to pile up; to accumulate
×1
素敵
すてき
lovely; wonderful; nice; great; fantastic; superb; cool
×1
集まる
あつまる
to gather; to collect; to assemble
×1
半数
はんすう
1. half the number 2. haploid
×1
常連
じょうれん
1. regular customer; regular patron; frequenter 2. constant companion
×1
共通
きょうつう
1. common; shared; mutual 2. to be common (to); to be shared (by)
×1
親しみ
したしみ
intimacy; affection; familiarity
×1
考え方
かんがえかた
way of thinking
×1
共有
きょうゆう
1. joint ownership; co-ownership; sharing (e.g. a viewpoint) 2. sharing (files, devices on a network, posts on social media, etc.)
×1
出会い
であい
1. meeting; rendezvous; encounter 2. confluence
×1
株式会社
かぶしきがいしゃ
stock company; corporation; kabushiki kaisha; KK
×1
馬
うま
1. horse 2. horse racing
×1
代表取締役
だいひょうとりしまりやく
representative director; managing director; president; someone chosen by the board of directors from among the directors to actually represent the company in its dealings with the outside world
×1
真也
しんや
Shin'ya (given)
×1
手掛ける
てがける
1. to handle; to manage; to deal with; to work with; to have experience with 2. to rear; to look after
×1
日本茶
にほんちゃ
Japanese tea
×1
本格的
ほんかくてき
1. genuine; real; regular; normal; typical; standard; orthodox 2. full-scale; full-blown; all-out
×1
提供
ていきょう
1. offer; tender; providing; supplying; making available; donating (blood, organs, etc.) 2. sponsoring (a TV program)
×1
断る
ことわる
1. to refuse; to reject; to dismiss; to turn down; to decline 2. to inform; to give notice; to tell in advance
×1
お客さん
おきゃくさん
1. guest; visitor 2. customer; client; shopper; spectator; audience; tourist; sightseer; passenger
×1
徹底的
てっていてき
thorough; exhaustive; complete
×1
姿勢
しせい
1. posture; pose; position; stance; carriage (of the body) 2. attitude; approach; stance
×1
共感
きょうかん
sympathy; empathy; response
×1
刺激
しげき
stimulus; impetus; incentive; encouragement; motivation; provocation; excitement; thrill
×1
今後
こんご
from now on; hereafter
×1
構想
こうそう
plan; plot; idea; conception; vision; scheme
×1
目指す
めざす
1. to aim at (for, to do, to become); to try for; to have an eye on 2. to go toward; to head for
×1
実現
じつげん
implementation (e.g. of a system); materialization; materialisation; realization; realisation; actualization; actualisation
×1
もう少し
もうすこし
a bit more; a bit longer
×1
直近
ちょっきん
latest; most recent; nearest (in time)
×1
地元
じもと
1. home area; home town 2. local
×1
御店
おみせ
store; shop
×1
折角
せっかく
1. with trouble; at great pains 2. rare; valuable; precious; long-awaited
×1
移り住む
うつりすむ
to change one's place of residence; to migrate; to move
×1
切っ掛け
きっかけ
chance; start; cue; excuse; motive; impetus; occasion
×1
再び
ふたたび
again; once more; a second time
×1
えんどう
roadside; wayside; route
×1
経つ
たつ
to pass (of time); to elapse
×1
取材
しゅざい
1. news coverage; collecting data (e.g. for an article); covering (something for media) 2. interview
×1
筆者
ひっしゃ
writer; author
×1
存在
そんざい
existence; being
×1
立ち寄る
たちよる
to stop by; to drop in for a short visit
×1
地域
ちいき
area; region
×1
幸せ
しあわせ
happiness; good fortune; luck; blessing
×1
繋がり
つながり
connection; link; relationship
×1
増やす
ふやす
to increase; to add to; to augment
×1
読者
どくしゃ
reader
×1
現れる
あらわれる
1. to appear; to come in sight; to become visible; to come out; to embody; to materialize; to materialise 2. to be expressed (e.g. emotions); to become apparent (e.g. trends, effects)