「SPICEUPの作りたくなる日々のつまみ」料理家・桑原亮子さんがお酒の“つまみ”で彩る「明るい食卓」とは?
予習
この記事のキーワード — タップで意味×16
摘み
つまみ
1. knob; handle; button 2. snack (to have with a drink); side dish
×6
蒲鉾
かまぼこ
kamaboko; steamed seasoned fish paste, usu. in a semicylindrical shape on a strip of wood and sliced to go in soup, etc.
×3
山椒
さんしょう
Japanese pepper (species of Sichuan pepper, Zanthoxylum piperitum); Japanese prickly ash
×5
食卓
しょくたく
dining table
×7
日々
ひび
every day; daily; day after day; days (e.g. good old days)
N1
東京と大阪の2拠点で料理教室「SPICEUP」を主宰する、料理家・コラムニストの桑原亮子さん。2024年刊行の初著書から続くシリーズの第3弾『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のつまみ』には、気軽に作れて、ご飯のおかずにもなり、食卓の会話まで弾ませる“つまみ”が並びます。本作が生まれたにぎやかな制作現場から、翻訳の仕事を経て料理教室を始めた歩み、料理に託す想い、おすすめのレシピまで、たっぷりお話を聞きました。(文:藤井存希、写真:北原千恵美、編集:笹川ねこ)
――「予約の取れない料理教室」シリーズは3冊目になります。新刊のテーマが「つまみ」になったのは、どのような経緯からですか? ありがたいことに、2024年に初めての本『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のごはん』を出してからシリーズ化していただきました。1冊目は料理教室のベストレシピ、2冊目は基本のたれ4つと、その組み合わせで味を構築する本です。そして3冊目が「つまみ」の本(笑)。 私の本は、編集者やライターのみなさんと企画を徹底的に考えるんです。企画会議だけで10時間以上。それに加えて、撮影が終わると、なぜか5日間ほぼ毎日打ち上げをする(笑)。私自身、人をアトリエに招いて飲むのが好きですし、そうしたライフスタイルにも合うのでは、という話からつまみに決まりました。お酒好きのチームから生まれた本ですね。これまで一緒に作ってきた楽しさが詰まった、ある意味では集大成かもしれません。 ――つまみは、お酒を飲むのが好きなメンバーみんなの総意だったんですね。本の中には、実際の打ち上げから生まれた料理もありますか? 「じゃがいもとじゃこの炒め物」や「スパイスポテトフライ」は、スタッフにとても好評だったものです。スパイスポテトフライは、じゃがいもを炒めて、パプリカパウダー、カレー粉、塩、砂糖であえるだけ。撮影後も、冷蔵庫にあるシンプルな材料でつまみを作って、みんなで飲んでいました。飲んだあとの〆には、スタッフが決まってカレーを食べたがるので、最後にカレーのレシピも入れています。サバ缶を煮てバジルを散らすだけの手軽なカレーが人気。まさに飲み会から生まれた一品です(笑)。 ――桑原さんにとって、つまみとはどんな料理でしょうか? おいしくて、お酒に合うことはもちろんですが、会話が生まれる料理がいいですね。 私は、食卓がぱっと華やいで、元気になれるようなものが好きです。「まぐろの香味野菜あえ」なら、まぐろとアボカドの赤と緑がきれいですし、「ぶり梅」は仕上げに梅干しをのせると赤がかわいい。ほんの少しの心遣いが、次の日の元気につながる気がするんです。1日の終わりに、ちょっとした楽しさがあることは大切ですよね。誰かにとっても、自分にとっても。 ――酒のつまみにとどまらず、“ご飯のおかずにもなる”レシピを意識したとか。つまみとおかずに境界線はありますか? 私は基本的に、どれもご飯に合うと思っています。日本酒だって、もとはお米ですし。アトリエにはお子さん連れの方も来るので、おにぎりの隣に置いても違和感がないことは、レシピを考えるうえで一つの軸になりました。つまみだからと味を濃くしたり、量を少なくしたりはしていません。簡単に作れて気軽につまめるけれど、食卓の一品としても成立する。お酒を飲まない方にも楽しんでもらえる本にしたかったんです。
――新刊について「ただのつまみ本じゃない」とSNSで発信していました。どんな思いを込めたのでしょうか? 簡単そうに見えても、何か一つ、料理の学びになる工程を入れています。たとえば「白麻婆豆腐」は、ひき肉を水から煮てだしを引き出す。「塩から揚げ」は、鶏肉に水分を加えてから小麦粉をまぶすとダマができますが、そのあと片栗粉を振って揚げることで、そのダマがカリッとした食感になります。 手を抜いていいところは抜く。でも、抜いてはいけないところは抜かない。簡単な手順だけど、ふだんの料理で大切にしていることを、レシピにきちんと入れ込みました。 ――レシピには、桑原さんならではの遊び心や、意外な素材の組み合わせも目立ちます。 見たときに、「私のレシピだ」とわかるものにしたいんです。おいしいことは大前提ですが、誰が考え、誰が作ったのかが伝わることも大切。私はあまのじゃくなので、流行っているから作りたい、とはあまり思わなくて(笑)。その人ならではの視点や遊び心があると、料理はもっと面白くなると思っているので、一般的な「レバにら」も、私なりの視点で創った「レバーのにらがけ」を提案したり。 意外な組み合わせでいえば、たとえば「きゅうりの山椒マヨネーズあえ」は、マヨネーズと牛乳、山椒という少しトリッキーな組み合わせも(笑)。山椒はクリーミーなものと合わせると刺激がやわらぎ、香りを楽しみやすくなります。 ――「かまぼことレモンのあえもの」も、身近な食材の見え方が変わる一品でした。かまぼこはどうしても「料理にならない」というのが悩みだったので(笑)。 板付きのかまぼこを薄く切ると、花びらのようにひらひらして、意外なほど美しいし、レモンともよく合います。白いかまぼことレモンの黄色で、不思議とかまぼことは思えない洗練された料理になる。ピンクだとかまぼこらしさが強く出るので、ぜひ白で作ってくださいね(笑)。試食した編集者が気に入って、撮影中に「このレシピも入れたい」と加わった料理の一つです。
――桑原さんが料理を好きになった原点を教えてください。 じつは母も祖母も料理が得意なほうではなくて、子どもの頃から「おいしさって何だろう?」と疑問を持っていました。卵焼きの焦げた面が後ろに隠されていたり、法事でもらったお弁当の残りが一品として出てきたり、「これを一品と捉えるの!?」と思いながら食べていました(笑)。それで、小学校2年生くらいの頃に、自分で作ってみようと思ったんです。 高校生になると、友達を招いてビーフシチューを振る舞ったり、父の上司の家で教えてもらったマドレーヌを焼いて学校へ持っていったりしました。新しいことを知り、試すことが本当に楽しかった。料理は、経験を重ねるほど自由になれるんですよね。親子丼の卵を入れるタイミングも、シチューのルーを加えるタイミングも、自分で試して初めて身につく。その積み重ねが、今のレシピにもつながっています。 ――料理を通して人を家に招くことにも、幼い頃から憧れがあったのでしょうか? そうですね。両親が共働きだったので、子どものころは祖母の家に預けられている時間が長くて、家の中もなんとなく静かで暗かったり。不自由はなかったけれど、食事の時間があまり楽しくなかったんです。だからなのか、明るい食卓にずっと憧れていたんですね。明るい食卓への憧れが、今も私のモチベーションの根にあるのかもしれません。 ――もともとは翻訳の仕事をされていました。そこから料理教室「SPICEUP」を始めたきっかけは? 22歳で第一子、24歳で第二子を出産しました。子育てだけでなく何かしたいと思い、英語なら育児の合間でも学べるのではと勉強を始めて、24歳で英検1級を取得。その後、翻訳の資格も取り、26歳で特許事務所に就職して翻訳の仕事に就きました。30歳で第三子が生まれて専業主婦になりましたが、その間も週末には夫や自分の友人を呼び、ホームパーティーをしていました。 そんな頃、通訳ボランティアで知り合ったのが、南インド出身のプリアです。彼女にインド料理を習ううちに、「料理教室をやってみたい」と言われて、私は翻訳や運営のサポート役として始めました。ベジタリアンの彼女から、南インドの家庭料理を学べたことも面白かったですね。当時はスパイス料理がいまほど身近ではなかったですし、豆の使い方や植物の樹木からできた「ヒング」というスパイスなど新鮮でした。1年ほどでプリアが帰国してしまったあとも、せっかく始めたのだからと、自宅で料理教室を続けることにしたんです。 ――「SPICEUP」という名前には、どんな思いが込められていますか? 最初は、プリアから「大阪スパイスは?」という案が出たんです(笑)。スパイスという言葉は入れたい。でも「大阪」ではなく、「スパイスで元気に」という明るいイメージから、「アップ」を付けました。わりと軽やかに決まった名前が、ここまで続いています(笑)。名前の通り、スパイスとハーブは今も料理の軸で、そこに加えて、“旬”を大切にしています。 ――現在は東京と大阪の二拠点で教室を開いています。どのように広がっていったのでしょう。 大阪では口コミで広がり、テレビのドキュメンタリー番組などメディアに取り上げていただく機会も増えました。半年ほどで自宅マンションを出てアトリエを構え、手狭になると、さらに広い場所へ移転しました。 東京では月に一度、レンタルキッチンで教室を開いていたのですが、好評をいただき、東京にもアトリエを作ることに。10年通ってくださる生徒さんもいますし、大阪の生徒さんが転勤後も東京の教室へ通ってくださることもあって、感謝しかないですね。
――桑原さんは、本作りでも教室でも、人と一緒に食べ、話す時間を大切にしていますよね。 料理は、みんなで楽しい時間を共有するものだと思っています。いいものを作るためには、私が何を好きなのか知ってほしいし、相手が何を好きなのかも知りたい。なれ合いではなく、お互いの人柄や世界観を共有することが、チームでものを作ることにつながるのだと思います。 料理家は一人で作業し、自分の内側と向き合う時間が多い仕事です。でも、その内側を満たしてくれるのは、誰かとの会話や、外から受け取るインスピレーション。人と話すことで心が動き、自分の考えが整理されることもあります。この本が、「この料理を作って、あの人を招いてみよう」と思うきっかけになったらうれしいですね。 ――この本を手に取った方には、まずどの料理を作ってほしいですか? まずは「爆速つまみ」がおすすめです。野菜のつまみもいいですし、「白麻婆豆腐」と「塩から揚げ」のページも気に入っています。料理はファッションやデザインと同じように、素材の組み合わせが大切です。「これとこれが合うんだ」という発見を楽しんでもらいたいですね。 私にとってレシピは、考え方を伝えるメモのようなもの。そこに、おいしくなる工夫や理屈を込めています。一度作れば、その経験が自分のメソッドになり、次は好きなようにアレンジできる。レシピを入り口に、料理する自由を手にしてもらえたらと思います。 ――つまみを作り、家で飲む時間が、読者にとってどんな時間になったらうれしいですか? 食の時間は、できれば楽しいものであってほしいと思っています。もちろん、楽しくない日があってもいいし、適当な日があってもいい。でも、「昨日は楽しかったな」「おいしかったな」と思い出せる時間があると、日々が少し豊かになる気がするんです。 私自身も毎日ばたばたしていますし、しょうもない一日だってあります(笑)。でも、一人で晩酌するとき、いつもなら適当に済ませるところで、ちょっとしたつまみを作ってみる。それだけで「なんだか豊かだな」と感じられるかもしれない。大きなことを変えようとするのではなく、小さなことを少しずつ変えていく。その「やってよかった」の積み重ねで、日々が明るく、楽しくなっていくんじゃないかなと思います。 <桑原亮子(くわはら・りょうこ)さん プロフィール> 料理家、コラムニスト。料理教室「SPICEUP」主宰。翻訳の仕事を経て、大阪で南インド出身の友人と料理教室を始める。現在は東京と大阪にアトリエを構え、スパイスやハーブ、旬の食材を取り入れた家庭料理を提案。著書に『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のごはん』『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々の「たれ」』、新刊『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のつまみ』(いずれも主婦と生活社)がある。 (文:藤井存希)
――「予約の取れない料理教室」シリーズは3冊目になります。新刊のテーマが「つまみ」になったのは、どのような経緯からですか? ありがたいことに、2024年に初めての本『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のごはん』を出してからシリーズ化していただきました。1冊目は料理教室のベストレシピ、2冊目は基本のたれ4つと、その組み合わせで味を構築する本です。そして3冊目が「つまみ」の本(笑)。 私の本は、編集者やライターのみなさんと企画を徹底的に考えるんです。企画会議だけで10時間以上。それに加えて、撮影が終わると、なぜか5日間ほぼ毎日打ち上げをする(笑)。私自身、人をアトリエに招いて飲むのが好きですし、そうしたライフスタイルにも合うのでは、という話からつまみに決まりました。お酒好きのチームから生まれた本ですね。これまで一緒に作ってきた楽しさが詰まった、ある意味では集大成かもしれません。 ――つまみは、お酒を飲むのが好きなメンバーみんなの総意だったんですね。本の中には、実際の打ち上げから生まれた料理もありますか? 「じゃがいもとじゃこの炒め物」や「スパイスポテトフライ」は、スタッフにとても好評だったものです。スパイスポテトフライは、じゃがいもを炒めて、パプリカパウダー、カレー粉、塩、砂糖であえるだけ。撮影後も、冷蔵庫にあるシンプルな材料でつまみを作って、みんなで飲んでいました。飲んだあとの〆には、スタッフが決まってカレーを食べたがるので、最後にカレーのレシピも入れています。サバ缶を煮てバジルを散らすだけの手軽なカレーが人気。まさに飲み会から生まれた一品です(笑)。 ――桑原さんにとって、つまみとはどんな料理でしょうか? おいしくて、お酒に合うことはもちろんですが、会話が生まれる料理がいいですね。 私は、食卓がぱっと華やいで、元気になれるようなものが好きです。「まぐろの香味野菜あえ」なら、まぐろとアボカドの赤と緑がきれいですし、「ぶり梅」は仕上げに梅干しをのせると赤がかわいい。ほんの少しの心遣いが、次の日の元気につながる気がするんです。1日の終わりに、ちょっとした楽しさがあることは大切ですよね。誰かにとっても、自分にとっても。 ――酒のつまみにとどまらず、“ご飯のおかずにもなる”レシピを意識したとか。つまみとおかずに境界線はありますか? 私は基本的に、どれもご飯に合うと思っています。日本酒だって、もとはお米ですし。アトリエにはお子さん連れの方も来るので、おにぎりの隣に置いても違和感がないことは、レシピを考えるうえで一つの軸になりました。つまみだからと味を濃くしたり、量を少なくしたりはしていません。簡単に作れて気軽につまめるけれど、食卓の一品としても成立する。お酒を飲まない方にも楽しんでもらえる本にしたかったんです。
――新刊について「ただのつまみ本じゃない」とSNSで発信していました。どんな思いを込めたのでしょうか? 簡単そうに見えても、何か一つ、料理の学びになる工程を入れています。たとえば「白麻婆豆腐」は、ひき肉を水から煮てだしを引き出す。「塩から揚げ」は、鶏肉に水分を加えてから小麦粉をまぶすとダマができますが、そのあと片栗粉を振って揚げることで、そのダマがカリッとした食感になります。 手を抜いていいところは抜く。でも、抜いてはいけないところは抜かない。簡単な手順だけど、ふだんの料理で大切にしていることを、レシピにきちんと入れ込みました。 ――レシピには、桑原さんならではの遊び心や、意外な素材の組み合わせも目立ちます。 見たときに、「私のレシピだ」とわかるものにしたいんです。おいしいことは大前提ですが、誰が考え、誰が作ったのかが伝わることも大切。私はあまのじゃくなので、流行っているから作りたい、とはあまり思わなくて(笑)。その人ならではの視点や遊び心があると、料理はもっと面白くなると思っているので、一般的な「レバにら」も、私なりの視点で創った「レバーのにらがけ」を提案したり。 意外な組み合わせでいえば、たとえば「きゅうりの山椒マヨネーズあえ」は、マヨネーズと牛乳、山椒という少しトリッキーな組み合わせも(笑)。山椒はクリーミーなものと合わせると刺激がやわらぎ、香りを楽しみやすくなります。 ――「かまぼことレモンのあえもの」も、身近な食材の見え方が変わる一品でした。かまぼこはどうしても「料理にならない」というのが悩みだったので(笑)。 板付きのかまぼこを薄く切ると、花びらのようにひらひらして、意外なほど美しいし、レモンともよく合います。白いかまぼことレモンの黄色で、不思議とかまぼことは思えない洗練された料理になる。ピンクだとかまぼこらしさが強く出るので、ぜひ白で作ってくださいね(笑)。試食した編集者が気に入って、撮影中に「このレシピも入れたい」と加わった料理の一つです。
――桑原さんが料理を好きになった原点を教えてください。 じつは母も祖母も料理が得意なほうではなくて、子どもの頃から「おいしさって何だろう?」と疑問を持っていました。卵焼きの焦げた面が後ろに隠されていたり、法事でもらったお弁当の残りが一品として出てきたり、「これを一品と捉えるの!?」と思いながら食べていました(笑)。それで、小学校2年生くらいの頃に、自分で作ってみようと思ったんです。 高校生になると、友達を招いてビーフシチューを振る舞ったり、父の上司の家で教えてもらったマドレーヌを焼いて学校へ持っていったりしました。新しいことを知り、試すことが本当に楽しかった。料理は、経験を重ねるほど自由になれるんですよね。親子丼の卵を入れるタイミングも、シチューのルーを加えるタイミングも、自分で試して初めて身につく。その積み重ねが、今のレシピにもつながっています。 ――料理を通して人を家に招くことにも、幼い頃から憧れがあったのでしょうか? そうですね。両親が共働きだったので、子どものころは祖母の家に預けられている時間が長くて、家の中もなんとなく静かで暗かったり。不自由はなかったけれど、食事の時間があまり楽しくなかったんです。だからなのか、明るい食卓にずっと憧れていたんですね。明るい食卓への憧れが、今も私のモチベーションの根にあるのかもしれません。 ――もともとは翻訳の仕事をされていました。そこから料理教室「SPICEUP」を始めたきっかけは? 22歳で第一子、24歳で第二子を出産しました。子育てだけでなく何かしたいと思い、英語なら育児の合間でも学べるのではと勉強を始めて、24歳で英検1級を取得。その後、翻訳の資格も取り、26歳で特許事務所に就職して翻訳の仕事に就きました。30歳で第三子が生まれて専業主婦になりましたが、その間も週末には夫や自分の友人を呼び、ホームパーティーをしていました。 そんな頃、通訳ボランティアで知り合ったのが、南インド出身のプリアです。彼女にインド料理を習ううちに、「料理教室をやってみたい」と言われて、私は翻訳や運営のサポート役として始めました。ベジタリアンの彼女から、南インドの家庭料理を学べたことも面白かったですね。当時はスパイス料理がいまほど身近ではなかったですし、豆の使い方や植物の樹木からできた「ヒング」というスパイスなど新鮮でした。1年ほどでプリアが帰国してしまったあとも、せっかく始めたのだからと、自宅で料理教室を続けることにしたんです。 ――「SPICEUP」という名前には、どんな思いが込められていますか? 最初は、プリアから「大阪スパイスは?」という案が出たんです(笑)。スパイスという言葉は入れたい。でも「大阪」ではなく、「スパイスで元気に」という明るいイメージから、「アップ」を付けました。わりと軽やかに決まった名前が、ここまで続いています(笑)。名前の通り、スパイスとハーブは今も料理の軸で、そこに加えて、“旬”を大切にしています。 ――現在は東京と大阪の二拠点で教室を開いています。どのように広がっていったのでしょう。 大阪では口コミで広がり、テレビのドキュメンタリー番組などメディアに取り上げていただく機会も増えました。半年ほどで自宅マンションを出てアトリエを構え、手狭になると、さらに広い場所へ移転しました。 東京では月に一度、レンタルキッチンで教室を開いていたのですが、好評をいただき、東京にもアトリエを作ることに。10年通ってくださる生徒さんもいますし、大阪の生徒さんが転勤後も東京の教室へ通ってくださることもあって、感謝しかないですね。
――桑原さんは、本作りでも教室でも、人と一緒に食べ、話す時間を大切にしていますよね。 料理は、みんなで楽しい時間を共有するものだと思っています。いいものを作るためには、私が何を好きなのか知ってほしいし、相手が何を好きなのかも知りたい。なれ合いではなく、お互いの人柄や世界観を共有することが、チームでものを作ることにつながるのだと思います。 料理家は一人で作業し、自分の内側と向き合う時間が多い仕事です。でも、その内側を満たしてくれるのは、誰かとの会話や、外から受け取るインスピレーション。人と話すことで心が動き、自分の考えが整理されることもあります。この本が、「この料理を作って、あの人を招いてみよう」と思うきっかけになったらうれしいですね。 ――この本を手に取った方には、まずどの料理を作ってほしいですか? まずは「爆速つまみ」がおすすめです。野菜のつまみもいいですし、「白麻婆豆腐」と「塩から揚げ」のページも気に入っています。料理はファッションやデザインと同じように、素材の組み合わせが大切です。「これとこれが合うんだ」という発見を楽しんでもらいたいですね。 私にとってレシピは、考え方を伝えるメモのようなもの。そこに、おいしくなる工夫や理屈を込めています。一度作れば、その経験が自分のメソッドになり、次は好きなようにアレンジできる。レシピを入り口に、料理する自由を手にしてもらえたらと思います。 ――つまみを作り、家で飲む時間が、読者にとってどんな時間になったらうれしいですか? 食の時間は、できれば楽しいものであってほしいと思っています。もちろん、楽しくない日があってもいいし、適当な日があってもいい。でも、「昨日は楽しかったな」「おいしかったな」と思い出せる時間があると、日々が少し豊かになる気がするんです。 私自身も毎日ばたばたしていますし、しょうもない一日だってあります(笑)。でも、一人で晩酌するとき、いつもなら適当に済ませるところで、ちょっとしたつまみを作ってみる。それだけで「なんだか豊かだな」と感じられるかもしれない。大きなことを変えようとするのではなく、小さなことを少しずつ変えていく。その「やってよかった」の積み重ねで、日々が明るく、楽しくなっていくんじゃないかなと思います。 <桑原亮子(くわはら・りょうこ)さん プロフィール> 料理家、コラムニスト。料理教室「SPICEUP」主宰。翻訳の仕事を経て、大阪で南インド出身の友人と料理教室を始める。現在は東京と大阪にアトリエを構え、スパイスやハーブ、旬の食材を取り入れた家庭料理を提案。著書に『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のごはん』『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々の「たれ」』、新刊『予約の取れない料理教室 SPICEUPの作りたくなる日々のつまみ』(いずれも主婦と生活社)がある。 (文:藤井存希)
この記事の単語 (259)
×16
摘み
つまみ
1. knob; handle; button 2. snack (to have with a drink); side dish
×8
大阪
おおさか
1. Osaka (city, prefecture) 2. large hill
×7
日々
ひび
every day; daily; day after day; days (e.g. good old days)
×6
東京
とうきょう
Tokyo
×6
桑原
くわばら
mulberry field
×6
取れる
とれる
1. to come off; to be removed 2. to disappear (of pain, a fever, etc.)
×6
蒲鉾
かまぼこ
kamaboko; steamed seasoned fish paste, usu. in a semicylindrical shape on a strip of wood and sliced to go in soup, etc.
×5
食卓
しょくたく
dining table
×5
組み合わせ
くみあわせ
1. combination; assortment; set 2. matching (in a contest); pairing
×4
招く
まねく
1. to invite; to ask 2. to beckon; to wave someone in; to gesture to
×4
頃
ころ
1. (approximate) time; around; about; toward 2. suitable time (or condition)
×3
御数
おかず
1. small dish (usu. one of several accompanying rice); side dish 2. fill; fill-in (drumming)
×3
新刊
しんかん
new book; new publication
×3
決まる
きまる
1. to be decided; to be settled; to be fixed; to be arranged 2. to be unchanging; to be the same (as always); to be fixed; to be set
×3
知れる
しれる
1. to become known; to come to light; to be discovered 2. to be known; to be understood
×3
酒
さけ
alcohol; sake
×3
美味しい
おいしい
1. delicious; tasty; sweet 2. attractive; appealing; convenient; favorable; desirable; profitable
×3
繋がる
つながる
1. to be tied together; to be connected to; to be linked to 2. to lead to; to be related to
×3
って
1. you said; he said; she said; they said 2. if ... then
×3
込める
こめる
1. to load (a gun, etc.); to charge 2. to put into (e.g. emotion, effort)
×3
意外
いがい
unexpected; surprising
×3
山椒
さんしょう
Japanese pepper (species of Sichuan pepper, Zanthoxylum piperitum); Japanese prickly ash
×2
拠点
きょてん
position; location; base; point; site
×2
主宰
しゅさい
supervision; superintendence; chairmanship; chairman
×2
亮子
あきこ
Akiko (fem)
×2
著書
ちょしょ
(written) work; book; writings
×2
気軽
きがる
1. carefree; buoyant; lighthearted; sprightly 2. ease
×2
経る
へる
1. to pass; to elapse; to go by 2. to pass through; to go through
×2
御勧め
おすすめ
recommendation; advice; suggestion; encouragement
×2
藤井
ふあびお
Fuabio (surname)
×2
たれ
1. sauce (esp. soy or mirin-based dipping sauce) 2. hanging; something hanging (flap, lappet, etc.)
×2
編集者
へんしゅうしゃ
editor (in publishing, etc.)
×2
企画
きかく
planning; project; plan; design
×2
私自身
わたしじしん
myself
×2
ジャガ芋
じゃがいも
potato (Solanum tuberosum)
×2
好評
こうひょう
favorable reception; good reputation; popularity
×2
煮る
にる
to boil; to simmer; to stew; to seethe
×2
鮪
まぐろ
1. tuna (edible fish, Thunnus spp.); tunny 2. Pacific bluefin tuna (edible fish, Thunnus orientalis)
×2
軸
じく
1. axis; shaft; axle 2. center; centre; focal point; key point
×2
楽しむ
たのしむ
to enjoy (oneself)
×2
思い
おもい
1. thought 2. imagination; mind; heart
×2
豆腐
とうふ
tofu; bean curd; beancurd
×2
空揚げ
からあげ
deep-fried food (esp. chicken)
×2
遊び心
あそびごころ
1. playfulness; playful mood 2. imaginativeness
×2
素材
そざい
1. ingredient; (raw) material; resource 2. unprocessed timber; raw timber
×2
視点
してん
opinion; point of view; visual point
×2
面白い
おもしろい
1. interesting; fascinating; intriguing; enthralling 2. amusing; funny; comical
×2
韮
にら
Chinese chive; garlic chive (Allium tuberosum)
×2
提案
ていあん
proposal; proposition; suggestion
×2
身近
みぢか
near oneself; close to one; familiar
×2
試す
ためす
to attempt; to test; to try out
×2
積み重ね
つみかさね
pile; accumulation
×2
憧れ
あこがれ
yearning; longing; aspiration; adoration; admiration
×2
切っ掛け
きっかけ
chance; start; cue; excuse; motive; impetus; occasion
×2
学ぶ
まなぶ
to study (in depth); to learn; to take lessons in
×2
友人
ゆうじん
friend
×2
出身
しゅっしん
person's origin (e.g. city, country, parentage, school)
×2
家庭料理
かていりょうり
home cooking
×2
現在
げんざい
now; current; present; present time; as of
×2
広がる
ひろがる
to spread (out); to extend; to stretch; to reach to; to get around; to fill (e.g. a space)
×2
構える
かまえる
1. to set up (a house, store, etc.); to build; to establish; to run; to maintain 2. to have at the ready (e.g. a gun); to hold in preparation (e.g. a camera); to prepare in advance (e.g. a meal)
×2
共有
きょうゆう
1. joint ownership; co-ownership; sharing (e.g. a viewpoint) 2. sharing (files, devices on a network, posts on social media, etc.)
×2
内側
うちがわ
inside; interior; inner part
×2
豊か
ゆたか
1. abundant; wealthy; plentiful; rich; affluent 2. very; extremely; full of; great
×1
刊行
かんこう
publication; issue
×1
初
はつ
first; new
×1
第
だい
prefix for forming ordinal numbers
×1
弾む
はずむ
1. to spring; to bound; to bounce 2. to be stimulated; to be encouraged; to get lively
×1
本作
ほんさく
this piece; this work
×1
制作
せいさく
1. work (film, book) 2. production; creation; turning (something) out; development
×1
現場
げんば
1. actual spot; scene; scene of the crime; site; location; setting 2. shop floor; factory floor; (on) site
×1
歩み
あゆみ
1. walking 2. pace; step
×1
託する
たくする
1. to entrust (someone) with; to leave (a matter) with someone; to place under someone's care 2. to have someone deliver (a message, parcel, etc.); to send (through someone); to leave (a message) with someone
×1
たっぷり
full; in plenty; ample
×1
北原
きたはら
Kitahara (place; surname)
×1
千恵美
ちえみ
Chiemi (fem)
×1
編集
へんしゅう
editing; compilation
×1
笹川
ささかわ
Sasakawa (surname)
×1
経緯
いきさつ
1. details; particulars; whole story; sequence of events; chronology; circumstances; how it started; how things got this way 2. longitude and latitude
×1
有り難い
ありがたい
grateful; thankful; welcome; appreciated; evoking gratitude
×1
基本
きほん
basics; fundamentals; basis; foundation
×1
構築
こうちく
construction; building; putting up; erecting; creation; formulation; architecture (systems, agreement, etc.)
×1
徹底的
てっていてき
thorough; exhaustive; complete
×1
撮影
さつえい
photography (still or motion); photographing; filming; shooting; (video) recording
×1
日間
ひあい
1. number of days; period of days 2. daily interest rate
×1
ほぼ
almost; roughly; approximately
×1
打ち上げ
うちあげ
1. launching; launch 2. end (of a theatrical run, etc.)
×1
酒好き
さけずき
love of drink; fondness for alcohol; person who likes to drink; drinker
×1
詰まる
つまる
1. to be packed (with); to be full (space, schedule, etc.) 2. to be blocked (road, pipe, nose, etc.); to be clogged; to be plugged up
×1
集大成
しゅうたいせい
1. (large) compilation 2. culmination (of hard work)
×1
総意
そうい
consensus; collective will; collective opinion
×1
実際
じっさい
1. reality; actuality; truth; fact; actual conditions 2. practice (as opposed to theory)
×1
打ち上げる
うちあげる
1. to launch; to shoot up 2. (of waves) to dash; to wash up (ashore)
×1
炒め物
いためもの
stir-fry; fried food (cooked in wok, frying pan, etc.)
×1
炒める
いためる
to fry; to saute; to stir-fry
×1
カレー粉
カレーこ
curry powder
×1
あえる
to dress (vegetables, salad, etc.)
×1
材料
ざいりょう
1. ingredients; material 2. material (for a novel, experiment, etc.); subject matter; data
×1
缶
かん
1. can; tin 2. canned food
×1
散らす
ちらす
1. to scatter; to cause a shower of 2. to disperse; to distribute; to spread
×1
手軽
てがる
easy; simple; informal; offhand; cheap
×1
人気
にんき
1. popularity; public favor 2. condition (e.g. market); tone; character; nature
×1
正に
まさに
1. exactly; surely; certainly; just 2. right then; just then; at that moment
×1
飲み会
のみかい
drinking party; get-together
×1
華やぐ
はなやぐ
to become brilliant; to become cheerful
×1
香味野菜
こうみやさい
potherb; pot herb
×1
梅
うめ
1. Japanese apricot (Prunus mume); Japanese plum; ume; Chinese plum 2. lowest (of a three-tier ranking system)
×1
仕上げ
しあげ
finish; finishing; finishing touches
×1
梅干し
うめぼし
umeboshi; pickled dried ume; pickled dried plum
×1
乗せる
のせる
1. to place on (something) 2. to give (someone) a ride; to give a lift; to pick up; to help on board
×1
本の
ほんの
mere; only; just; slight
×1
心遣い
こころづかい
consideration (for); thoughtfulness; solicitude; care; watchfulness; concern; sympathy
×1
留まる
とまる
1. to stop (moving); to come to a stop 2. to stop (doing, working, being supplied); to come to a halt; to cease; to be stopped; to be suspended
×1
意識
いしき
1. consciousness 2. becoming aware (of); awareness; sense
×1
境界線
きょうかいせん
boundary line
×1
基本的
きほんてき
fundamental; basic
×1
日本酒
にほんしゅ
sake; Japanese rice wine
×1
もと
1. origin; source 2. base; basis; foundation; root
×1
お子さん
おこさん
child
×1
御握り
おにぎり
onigiri; rice ball (often triangular, sometimes with a filling and wrapped in nori)
×1
違和感
いわかん
1. uncomfortable feeling; feeling out of place; sense of discomfort 2. malaise; physical unease
×1
濃い
こい
1. deep (colour); dark 2. strong (flavour, smell, etc.)
×1
量
りょう
1. quantity; amount; volume; capacity; portion (of food) 2. generosity; magnanimity; tolerance
×1
摘む
つむ
1. to pick; to pluck 2. to snip; to cut; to nip; to trim
×1
成立
せいりつ
1. formation; establishment; materialization; coming into existence 2. conclusion (e.g. of a deal); reaching (e.g. an agreement); approval; completion; closing; enacting; arrangement
×1
只
ただ
1. ordinary; common; usual 2. free of charge
×1
発信
はっしん
1. dispatch; despatch; transmission; submission 2. informing (e.g. of opinion); sharing (thoughts, etc.); telling
×1
学び
まなび
learning; study
×1
工程
こうてい
process; operation; stage of a process; progress of work
×1
挽き肉
ひきにく
minced meat; ground meat
×1
だし
parade float; festival float
×1
鶏肉
とりにく
1. chicken meat 2. fowl; poultry; bird meat
×1
水分
すいぶん
water; liquid; fluid; moisture; humidity; sap; juice
×1
小麦粉
こむぎこ
wheat flour
×1
塗す
まぶす
to cover (smear, sprinkle) (with)
×1
片栗粉
かたくりこ
1. potato starch 2. starch of dogtooth violet
×1
振る
ふる
1. to wave; to shake; to swing 2. to sprinkle; to throw (dice)
×1
食感
しょっかん
food texture; mouthfeel
×1
手順
てじゅん
process; procedure; sequence; protocol; instruction
×1
普段
ふだん
1. usual; normal; everyday; habitual; ordinary 2. usually; normally; generally; habitually; always
×1
きちんと
1. properly; accurately; exactly; precisely; regularly 2. neatly; tidily; orderly
×1
入れ込む
いれこむ
1. to put in; to place inside; to push into; to stuff into 2. to be enthusiastic; to be engrossed
×1
目立つ
めだつ
to be conspicuous; to stand out
×1
大前提
だいぜんてい
1. major premise (in a syllogism) 2. important condition; basic premise; basic assumption
×1
伝わる
つたわる
to be handed down; to be introduced; to be transmitted; to be circulated; to go along; to walk along
×1
天の邪鬼
あまのじゃく
1. perversity; perverse person; contrary person; contrarian 2. antagonistic demon in Japanese folklore
×1
流行る
はやる
1. to be popular; to come into fashion 2. to be prevalent; to spread widely (e.g. disease); to be endemic
×1
一般的
いっぱんてき
general; popular; common; typical
×1
胡瓜
きゅうり
cucumber (Cucumis sativus)
×1
合わせる
あわせる
1. to match (rhythm, speed, etc.) 2. to join together; to unite; to combine; to add up
×1
刺激
しげき
stimulus; impetus; incentive; encouragement; motivation; provocation; excitement; thrill
×1
和らぐ
やわらぐ
to soften; to calm down; to be eased; to be mitigated; to subside; to abate
×1
香り
かおり
aroma; fragrance; scent; smell
×1
和え物
あえもの
chopped fish, shellfish or vegetables, dressed with (miso or other) sauce
×1
食材
しょくざい
1. ingredient 2. foodstuff
×1
悩み
なやみ
trouble; troubles; worry; distress; sorrows; anguish; agony; problem
×1
板
いた
1. board; plank 2. sheet (of metal); plate (of glass); pane; slab
×1
花弁
はなびら
(flower) petal
×1
ひらひら
1. fluttering; flapping; waving 2. flickering (light, flame, etc.)
×1
不思議
ふしぎ
1. wonderful; marvelous; strange; incredible; amazing; curious; miraculous; mysterious 2. strangely enough; oddly enough; for some reason; curiously
×1
洗練
せんれん
polish; refinement
×1
試食
ししょく
sampling food; tasting; trying
×1
加わる
くわわる
1. to be added to; to be appended 2. to join in (e.g. a group of friends); to participate
×1
原点
げんてん
1. starting point; origin; beginning 2. origin (of coordinate axes)
×1
実
じつ
1. truth; reality 2. sincerity; honesty; fidelity
×1
得意
とくい
1. triumph; prosperity 2. pride
×1
疑問
ぎもん
doubt; question; suspicion; dubiousness
×1
卵焼き
たまごやき
1. rolled egg; rolled omelette (omelet) 2. fried egg
×1
焦げる
こげる
to burn; to scorch; to char; to singe
×1
面
めん
1. face 2. mask; face guard
×1
隠す
かくす
to hide; to conceal
×1
法事
ほうじ
Buddhist memorial service
×1
弁当
べんとう
bento; Japanese box lunch
×1
残り
のこり
remnant; residue; remaining; left-over
×1
捉える
とらえる
1. to catch; to capture; to seize; to arrest; to grab; to catch hold of 2. to grasp (e.g. meaning); to perceive; to capture (e.g. features)
×1
振る舞う
ふるまう
1. to behave; to conduct oneself 2. to entertain; to treat someone (to a drink); to make tea for someone (tea ceremony)
×1
上司
じょうし
(one's) superior; (one's) boss; the higher-ups
×1
本当
ほんとう
1. truth; reality; actuality; fact 2. proper; right; correct; official
×1
重ねる
かさねる
1. to pile up; to heap up; to stack up; to put on top of another 2. to repeat many times over; to go through repeatedly; to accumulate
×1
親子丼
おやこどん
1. oyakodon; chicken and egg on rice 2. threesome including a mother and her daughter
×1
身
み
1. body 2. oneself
×1
幼い
おさない
1. very young; little 2. childish; immature
×1
共働き
ともばたらき
(husband and wife) both working; dual income
×1
預ける
あずける
1. to leave (in someone's keeping); to put (in someone's care); to place (in someone's custody); to entrust (someone) with; to deposit 2. to put (someone) in charge of; to leave (a matter) in someone's hands; to let (someone) decide
×1
不自由
ふじゆう
1. discomfort; inconvenience 2. poverty; want; destitution
×1
ずっと
1. continuously in some state (for a long time, distance); throughout; all along; the whole time; all the way 2. much (better, etc.); by far; far and away
×1
憧れる
あこがれる
to long for; to yearn after; to admire; to be attracted by
×1
根
ね
1. root (of a plant) 2. root (of a tooth, hair, etc.); center (of a pimple, etc.)
×1
元々
もともと
originally; by nature; from the start
×1
第一子
だいいっし
firstborn; first child; eldest child
×1
出産
しゅっさん
1. childbirth; (giving) birth; delivery; parturition; confinement 2. production (of goods)
×1
子育て
こそだて
child rearing; child raising; raising children; parenting
×1
育児
いくじ
childcare; child-rearing; nursing; upbringing
×1
合間
あいま
interval; break; pause; spare moment
×1
英検
えいけん
English proficiency test (esp. the STEP test)
×1
一級
いっきゅう
one grade; first-class; primary
×1
取得
しゅとく
acquisition; obtaining; gaining possession; purchase
×1
資格
しかく
qualifications; requirements; capabilities
×1
就職
しゅうしょく
finding employment; getting a job
×1
専業主婦
せんぎょうしゅふ
housewife
×1
週末
しゅうまつ
weekend
×1
通訳
つうやく
1. interpretation (i.e. oral translation) 2. interpreter
×1
知り合う
しりあう
to get to know each other; to make acquaintance
×1
インド料理
インドりょうり
Indian food; Indian cooking
×1
運営
うんえい
management; administration; operation
×1
役
やく
1. role; assignment; responsibility; duty; function; job; service 2. position (of responsibility); post; office
×1
当時
とうじ
at that time; in those days
×1
豆
まめ
1. legume (esp. edible legumes or their seeds, such as beans, peas, pulses, etc.); beans; peas 2. soya bean (Glycine max); soybean; soy
×1
使い方
つかいかた
way to use something; treatment; management (of help)
×1
植物
しょくぶつ
plant; vegetation
×1
樹木
じゅもく
tree; trees and shrubs
×1
新鮮
しんせん
fresh
×1
帰国
きこく
return to one's country
×1
折角
せっかく
1. with trouble; at great pains 2. rare; valuable; precious; long-awaited
×1
自宅
じたく
one's home; one's house
×1
案
あん
1. idea; plan; proposal; suggestion; (government) bill 2. draft; rough copy
×1
割と
わりと
relatively; comparatively
×1
軽やか
かろやか
light; easy; non-serious; minor
×1
通り
とおり
1. avenue; street; way; road 2. coming and going; street traffic
×1
旬
しゅん
1. season (e.g. fruit, fish) 2. in vogue; popular; fresh; up to date
×1
口コミ
くちコミ
1. word of mouth 2. comments written online (about a product, service, etc.); online reviews
×1
取り上げる
とりあげる
1. to pick up 2. to adopt (e.g. a proposal); to accept; to take up (a topic, complaint, etc.); to listen to; to deal with; to feature
×1
半年
はんとし
half a year; six months
×1
自宅マンション
じたくマンション
one's own apartment
×1
手狭
てぜま
narrow; small; cramped
×1
移転
いてん
1. moving; relocation; change of address 2. transfer (of deeds, property, etc.); demise
×1
転勤
てんきん
job transfer; job relocation; intra-company transfer
×1
感謝
かんしゃ
thanks; gratitude
×1
作り
つくり
1. making; producing; manufacturing; building; construction; make; structure 2. appearance (attire, make-up, etc.)
×1
相手
あいて
1. companion; partner; company 2. other party; addressee
×1
馴れ合い
なれあい
1. collusion; conspiracy 2. common-law marriage; illicit intercourse; liaison
×1
互い
たがい
each other; one another
×1
人柄
ひとがら
personality; character; personal appearance; gentility
×1
世界観
せかいかん
1. world view; outlook on the world; Weltanschauung (philosophy) 2. appearance of a world (e.g. in fiction)
×1
作業
さぎょう
work; operation; manufacturing; fatigue duty
×1
向き合う
むきあう
1. to be opposite; to face each other 2. to confront (an issue); to face
×1
満たす
みたす
1. to satisfy (conditions, one's appetite, etc.); to meet (e.g. demands); to fulfill; to gratify 2. to fill (e.g. a cup); to pack; to supply
×1
受け取る
うけとる
1. to receive; to get; to accept 2. to take; to interpret; to understand
×1
考え
かんがえ
1. thinking; thought; view; opinion; concept 2. idea; notion; imagination
×1
整理
せいり
1. sorting; arrangement; organization; putting in order; adjustment; regulation 2. liquidation; settlement; consolidation; clearance (e.g. debt); paying off
×1
爆速
ばくそく
1. detonation velocity; velocity of detonation; VOD 2. extreme speed; explosive speed
×1
発見
はっけん
discovery; detection; finding
×1
考え方
かんがえかた
way of thinking
×1
のよ
Noyo (unclass)
×1
うな
eel (esp. the Japanese eel, Anguilla japonica)
×1
工夫
くふう
1. devising (a way); contriving; figuring out; coming up with; working out; inventing 2. device; design; idea; plan; invention
×1
理屈
りくつ
theory; reason
×1
入り口
いりぐち
entrance; entry; gate; approach; mouth
×1
読者
どくしゃ
reader
×1
ばたばた
バタバタ
1. flapping; rattling (sound); noisily; clattering noise 2. commotion; kerfuffle
×1
しょう
たくみ
1. workman; artisan; mechanic; carpenter 2. craft; skill
×1
晩酌
ばんしゃく
drink at home with one's evening meal; dinner-time drink
×1
感じる
かんじる
to feel; to sense; to experience
×1
くわ
mulberry (tree)
×1
はら
field; plain; prairie; tundra; moor; wilderness
×1
りょうこ
two equal rivals; two tigers
×1
取り入れる
とりいれる
1. to harvest; to reap 2. to take in; to gather in
×1
いずれ
1. where; which; who 2. anyway; anyhow; at any rate
×1
主婦
しゅふ
housewife; mistress (of the house); homemaker