Published: 2025-04-27 13:32

宮城 岩沼 保育士殺害 現場近くの防犯カメラに被害者の姿

宮城県岩沼市の海岸で、35歳の保育士の女性の遺体を遺棄したとして、21歳の知人の容疑者が逮捕された事件で、現場近くの防犯カメラに女性の姿がうつっていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。女性の自宅と現場の海岸はおよそ14キロ離れていて、警察は容疑者が女性を車に乗せて移動した可能性もあるとみて、詳しいいきさつを調べています。

4月13日、岩沼市の海岸で仙台市太白区の保育士 行仕由佳さん（35）が胸などを刃物のようなもので刺されて殺害されているのが見つかり、警察は知人で岩沼市土ケ崎の職業不詳 佐藤蓮真容疑者（21）を遺体を遺棄した疑いで逮捕し、27日、検察庁に送りました。

女性は遺体が見つかった前日の午後7時ごろ、容疑者とスマートフォンで通話した直後に外出していましたが、およそ40分後に、自宅からおよそ14キロ離れた現場の近くにある防犯カメラに女性の姿がうつっていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。

女性は徒歩で外出したということで、警察は容疑者が女性を車に乗せて移動した可能性もあるとみて、車を押収するなどして詳しく調べています。

警察は容疑者の認否を明らかにしていません。

女性の遺族は弁護士を通し「逮捕の一報を受け、一安心しております。ただ、今はそっとしておいていただきたい」とのコメントを出しました。