Published: 2025-04-16 20:30

新型マツダCX-60は、想像以上に快適性が向上した!!! 進化のポイントに迫る

一部改良を受けたマツダのSUV「CX-60」のうち、エントリーモデルのガソリン仕様に試乗した。300万円台から購入可能なグレードに迫る。

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商品改良を受けたマツダの新しいCX-60に試乗した。すでに、ディーゼルモデルの試乗記は別で紹介済みだが、今回はフツーのガソリンモデルだ。

2024年12月の一部改良によって、いくつかの箇所に手がくわえられた。ひとつは、操縦安定性と乗り心地である。バネ、ダンパー変更を中心に、サスペンションのセッティングを見直し、操縦安定性と乗り心地を向上させたという。

上記の効果については、すでにディーゼルモデルで筆者も体験済み。初期モデルにあった、ゴツゴツとした乗り心地の硬さは解消されていた。路面の凹凸を、まろやかにいなす。

だからといって、足まわりがフニャフニャになっているのではなく、コーナリングでは路面をしっかり掴み、曲がっていく⋯⋯。乗り心地とステアリングフィールの両立を果たした。

電動パワーステアリングやAWD等の制御も最適化。走行中の様々な騒音・振動への対策も織り込み、静粛性を向上させたという。

メディア向けのプレスリリースには「CX-60の魅力であるハンドリングの良さを維持しながら、より幅広いシーンで快適に移動を楽しんでいただけるように乗り心地を向上させました」と、記されていたが、その通りだった。

内外装デザインは変わらない。エクステリアは、堂々とした風格のあるフロントフェイスと、ロングノーズ・ショートデッキの力強く動きのある骨格は、登場から2年過ぎた今見てもイイ。ほとんどの日本製ライバルが前輪駆動ベースプラットフォームを採用するから、一線を画す。

インテリアは、幅広なインストルメントパネル、サイドルーバーからドアトリムへ連続する造形もそのままだ。上級モデルと異なり、助手席側ダッシュボードはブラックの樹脂製だけれど安っぽさは皆無だ。

インフォテインメント機能もそのままだ。センターモニターにタッチ機能が備わらず、少々使いづらい。センターコンソールのダイヤル＆スイッチだけで操作するのは、少々慣れが必要だ。

運転支援装備も変更はナシ。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、操舵支援機能などは一通り装備するし、機能性も申し分ない。