Published: 2025-04-21 15:20

【動画解説】どうする？ “園芸用の土”の処分

春を迎えてあたたかくなり園芸を始めたという方もいらっしゃるかもしれませんが、不要になった「園芸用の土」をゴミ収集の対象にしている自治体と対象にしていない自治体があることはご存じでしょうか。

住んでいた自治体で収集を行っていなかったために、不要になった土の処分に困ったことがあるという人もいると思います。そこで今回は、園芸用の土をどうやって処分したらいいのか【動画解説】でお伝えします。

【解説動画】（2分30秒） 4月21日 おはよう日本で放送
※動画はデータ放送ではご覧いただけません 「園芸用の土」処分は 環境省によりますと、土は自然に存在する物ですが、加工されている「園芸用の土」は「廃棄物」と捉えることもできます。実はこのあたりは微妙なところで、廃棄物とするか、そして収集するかの判断は自治体に委ねられているということなんです。 こうした中、東京の井の頭公園では、近年、家庭から持ち込まれたとみられる土が相次いで見つかり、対応に苦慮しているといいます。

ご覧のように、公園の土とは色が違う土がばらまかれているのが見つかっています。 外から持ち込まれた土には外来種が混ざっているおそれがあり、生態系への影響が懸念されるため、公園を管理する都は、捨てないよう呼びかけています。

土は自然のものだからと、公園にまいてしまうのは不適切ということですね。では、園芸用の土はどう処分すればいいんでしょうか。 自治体が収集の対象にしている場合 暮らしている自治体が収集の対象にしている場合は、ゴミ袋などに入れて出すことが可能です。ただ、出し方には注意が必要です。 たとえば、名古屋市では「可燃ごみ」の収集日に出すのがルールです。
一方で、札幌市では「燃やせないごみ」の収集日に出すのがルールです。
このように自治体によって違いがあります。
量の目安もありますので、事前に確認してください。

では、暮らしている自治体で収集していない場合はどうすればいいんでしょうか。 自治体で収集していない場合 業者に依頼する方法もあります。
たとえば一部のホームセンターでは、店で土を購入した客を対象に、その袋を空にし、不要となった土を入れてもらう形で回収を行っています。
また、訪問による回収を有料で行っている業者もあるということです。

ただ、業者による回収も、それぞれ条件が異なりますので、事前に確認するようにしてください。