「知能検査の上限突破」でも会社員は無理だった…元ニートphaさんが気づいた“自分をすり減らすもの、充電してくれるもの”
予習
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検査
けんさ
inspection (e.g. customs, factory); examination; scan (e.g. MRI, PET, etc.)
×13
診断
しんだん
diagnosis; medical examination
N2×12
障害
しょうがい
1. obstacle; impediment; hindrance; difficulty; barrier 2. handicap; impairment; disability; disorder; malfunction
×12
特性
とくせい
special characteristic; special quality; trait; idiosyncrasy; peculiarity
×11
項目
こうもく
1. item; heading; category; clause 2. headword (in a dictionary, encyclopedia, etc.); entry
N2
今年5月に知能検査を受け、IQ145のギフテッドだと判明した文筆家のphaさん(47)。ギフテッドの専門家、大石貴子さんとの対談の後編では、phaさんによる「ギフテッド特性チェックリスト」の回答と、アメリカの専門家によるアドバイスについて語ります。
前編はこちら→→「京大に入ってやっと息ができた」…47歳でIQ145のギフテッドとわかったphaさんが高校までを「暗黒時代」と振り返る理由
■「ギフテッド特性チェックリスト」は25項目中19項目に該当
今年5月に知能検査を受け、IQ145のギフテッドだと判明した文筆家のphaさん(47)。ギフテッドの専門家、大石貴子さんとの対談の後編では、phaさんによる「ギフテッド特性チェックリスト」の回答と、アメリカの専門家によるアドバイスについて語ります。 前編はこちら→→「京大に入ってやっと息ができた」…47歳でIQ145のギフテッドとわかったphaさんが高校までを「暗黒時代」と振り返る理由 ■「ギフテッド特性チェックリスト」は25項目中19項目に該当
――phaさんには、大石さんの先日の記事で取り上げた25項目の「ギフテッド特性チェックリスト」にも取り組んでいただきました。 大石貴子(以下、大石):これはギフテッドだからといって全部当てはまるものではなくて、相反するような特性も入っているので、100点を目指すものではありません。とはいえ、phaくんは25項目中19項目、当てはまっていました。多いですね。 面白かったのは、phaくんがチェックを入れる前に「自分にはギフテッドの特性はあまりないと思う」と言っていたことです。それなのに、Zoomで一緒に確認しながらやってもらったら、ほとんど当てはまって、「さっきのコメントは何だったの」と(笑)。
pha:「抜群の記憶力と豊富な知識を持つ」とか、自分では言いにくくないですか? もっとすごい人がいるよな、と思っちゃうんです。 大石:言いにくいですよね。このチェックリストは、もともと親や先生がチェックするためのものが土台になっています。 例えば「抜群の記憶力と豊富な知識を持つ」のような項目は、ギフテッドの特性としてよく挙がりますが、全員にチェックがつくものではありません。障がいも併せ持つ「2E」と呼ばれるギフテッドには、ADHD(注意欠如・多
動症)の特性が強く出てワーキングメモリーが少ない場合など、記憶力に自信がない人もたくさんいます。 大石:強調しておきたいのは、このチェックリストだけではギフテッドかどうかは測れないということです。基本的にはIQが130以上なら、ギフテッドです。チェックリストのような周辺情報が役に立つのは、IQ130に満たない人が「どっちかな」と思うときです。2Eで障がいが色濃く出ると、IQが低めに出ることがあるからです。
■日本の人が誤解しやすい2つの項目 大石:日本の方が誤解しやすい項目が、2つあります。 1つは「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」。ギフテッドは優等生というイメージを持っている人には意外らしくて、大人が「反抗している」と決めつけて、厳しくしてしまうことがあります。でも、ギフテッドには強い意思がある子が多いです。そういう特性があると知っているだけで、対応を変えられると思います。 もう1つは「五感(見る、聞く、匂う、味わう、触る)が極めて豊かで鋭く、わずかな違いを識別できる」。これは、短歌を詠むような豊かな感性や、味を細かく分析できる、楽器の音を聞き分けられるといった、芸術的な五感のことです。知的ギフテッドの芸術的な感性が高いことは、各国のデータでわかっています。なので、音楽家や芸術家にも知的ギフテッドが多いですし、数学者だけど趣味は音楽というケースもよくありますよね。
よく間違われるのが発達障がいのお子さんがしばしば持つ感覚過敏です。洋服のタグが気になる、うるさい音が苦手でノイズを消すヘッドフォンが必要、といったものとは違います。 pha:五感の豊かさと感覚過敏の両方ある人もいそうですよね。僕もたぶん両方あるんですが。 「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」は、僕にはすごく当てはまると思いました。集団や社会のルールが苦手な感じがあります。 「正義感が非常に強い」は、あまり自分はそうでもないかな、と思ったんですが、自分の中に基準があって、それに合っているかどうかで判断するところはあります。それが正義感かどうかはわかりませんが。
――大石さんが代表を務める日米ギフテッド教育協会の名誉顧問で、発達心理学者のリン・リム先生ともお話しされたそうですね。 pha:3人で、ずいぶん長く話しました。 大石:2時間くらいですね。追加のテストもたくさんしてもらいました。 リン先生がまず希望したのは、WAIS(ウェクスラー成人知能検査)の下位検査の数字でした。下位検査の数字は、phaくんの検査機関のように、検査を受けた人に配られる結果の資料には書かれていないことが多いんです。phaくんには、検査を受けた機関に下位検査の数字をリクエストしてもらいました。
pha:オプションになっている、病院で診断を受ける人用の詳しいデータを送ってもらいました。 ■言語の項目が、測定の上限に達していた 大石:それを見ると、実は下位検査でデコボコがあったことがわかりました。デコボコといっても、むしろ上に突出している部分がわかったんです。 言語に関するテストの部分が、WAISで測れる範囲のいちばん上の得点でした。リン先生の言葉を使うと、「テストがphaくんを測れていない」ということです。測れていないところがあるので、その時点で全体の数字も怪しくなります。
ここからの学びとしては、WAISやWISC(児童向け知能検査)は万能ではなくて、天井があるということです。天井に当たってしまった人の結果は、実際はもっと高い可能性もあるわけです。 アメリカには、もっと上を測れるテストもあります。ただ、それは研究者が使うようなもので、個人はそこまでする必要はないと思います。 pha:もっとデコボコがあるかなと思っていたんですよ。苦手なことも多いし、普段ミスも多いので。でも意外と出ていなくて、これは何なんだろうと思っていました。
大石:リン先生に見てもらってわかったもう一つのことは、phaくんの場合、発達障がいが認知力の足を引っ張っていなかった、ということです。ただし、簡易的なテストをしただけなので、本当に発達障がいなのかどうかは保留です。 前編でphaくんが、学校の授業で先生の話が全然耳に入ってこなかったと話していましたよね。リン先生の追加のテストなどから、phaくんの聴覚処理に何か問題がある可能性が見えてきました。耳が聞こえないわけではなくて、聞いた情報を脳が処理できない、聴覚情報処理障がい(auditory processing disorder)というものです。
もう一つの可能性が、ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)です。HSPは、非常に感受性が強く敏感な気質を持った人のことです。 聴覚処理の障がいとHSP、それにASD(自閉スペクトラム症)などでは、似たような症状が出ることがあります。だから、最終的に「ADHDです」「ASDです」と決める前に、ほかの障がいの可能性を先に潰していって、「やっぱりほかは違いましたね、あなたはADHDです」と診断するのが、本来、丁寧なやり方だそうです。
■聞いても頭に入らない部分は想像で補っている pha:聴覚については、今も話をしていても頭に入っていない感じがしており、想像で補っています。人の話をずっと聞いていると疲れやすいです。昔から感じていた疲れやすさは、そういうことなのかもしれないな、とは思いました。 大石:ギフテッドの人は、障がいを持っていても見過ごされやすいんです。障がいで劣っている部分を、知的能力で補おうとするので。 例えば、ディスレクシア(読字障がい)で、本当はちゃんと読めていないのに、高い認知力のおかげで、読めていない部分を推測して読む、ということを子どもでもやるんですよ。すると、見抜けない大人は見過ごしてしまって、子ども本人は困り続ける。
pha:聴覚処理についての検査を受けてみたらいいかもと言われましたが、受けるかどうかは決めていないんです。受けたら自己理解は深まるけれど、薬を飲んですごく治るような簡単なものでもないでしょうし、受けるのが面倒くさいのもあって。 この歳になると、そんなに人としゃべったり、会社に通勤したりしなくてもいいライフスタイルを作ってしまったので、自分に向いている生き方は、それなりにできているんです。 大石:今は、学生のようにずっと講義を聞いていなければいけない状況でもないですしね。
でも、今まさに会社員などで苦しい思いをしている人が、この対談を読んで「自分にも覚えがある」と思うなら、診断を受けてみたり、関連する本を読んでみたりすると役に立つかもしれません。phaくんのような生き方をすれば楽になるんだ、という希望を持てるかもしれませんよね。 ■IQにも、診断名にもとらわれないでほしい 大石:リン先生が強調していたのは、IQの数字や診断名だけにとらわれないでほしい、ということです。そうしてしまうと、自分にラベルを貼って、自分を箱に押し込めてしまうからです。「どうせ自分はASDだから」「どうせこの程度だから」と。
そうではなくて、IQの数字や診断が出たら、それを自分の人生に生かす使い方を考えてほしいと話していました。 だから、診断を受ける前に、何のために診断したいのかを考えておくといいと思います。子どもなら、診断名のおかげで学校で支援を受けやすくなるかもしれないし、会社員なら、上司に必要な配慮について伝えやすくなるかもしれない。phaくんのような自己理解も、理由にしていいと思います。 適当に受けて、いきなりラベルがついて、対応に困ってしまうよりは、ちゃんと目的を持って受けて、診断名を人生に役立てる。そういう使い方がいいのではないでしょうか。
pha:ラベルに縛られるのではなくて、何が自分のエネルギーをすり減らし、何が充電してくれるかを知ることが大事だ、とリン先生は話していましたね。僕だったら、うるさいところや人混みで消耗して、一人でいる時間で充電される感じがあります。 昔、会社員をやっていたときは、すごくしんどかったんです。ほかの人が普通にやることがうまくできなくて、「なんで自分はこんなこともできないんだろう」と。ただ毎日通勤するだけで疲れたり、オフィスに座っているだけでしんどかったり……。
そうやって悩んでいた頃の自分に、この診断を伝えたい気持ちがあります。それは自分がダメだからじゃなくて、こういう特性を持っているからなんだ、と。 ■出版記念パーティーに出る際のアドバイス 大石:これは、リン先生が話していたことなのですが、phaくんは本を書く人だから、出版記念パーティーのようなものに行かなければいけないときもあるだろう、と。 そういうときは、「人混みが苦手だから行きません」ではなくていいんです。行くけれど、その後にすぐエネルギーを回復する時間を、スケジュールに組み込んでおく。それだけで、すごく行きやすくなるだろう、と言っていました。誰にでも役に立つアドバイスだと思います。
pha:診断のおかげで、そういう対策が立てやすくなるのはありますね。 大石:診断を受けると、細かい特性がわかって、「自分はこういうことが得意で、こういうことが苦手で、こういうことが心地いい」というのを知ることができます。それを利用して、日々の生活に生かす、ということですね。 ――こうした検査はどこで受けられるのでしょうか。 pha:僕は、「WAIS」で検索して出てきた検査機関で受けました。対応してくれたのはちゃんとした心理士の先生ですが、病院ではないので医師ではありません。
聞いた話だと、病院で受けようとすると、何カ月も待つ必要があるらしいです。僕の受けた検査機関では、割とすぐ、申し込みから1週間後くらいに受けられました。費用は2万円くらいでした。 受けた後に結果の書類を送ってくるだけのところと、結果についてオンライン面談で解説してくれるところがあって、僕はオンライン面談付きのところを選びました。検査機関で受けた結果の書類を、医療機関に持っていくこともできるみたいです。
大石:例えばADHDで薬が必要な場合などは、精神科に行かないと処方してもらえません。 pha:子ども向けだけでなく、大人向けの検査を実施している検査機関もけっこう多いようです。検索したら、いっぱい出てきます。流行っているのかもしれませんね。 大石:最近は、メディアが発達障がいの報道をたくさんしているので、みんなの意識が高くなっているのかもしれません。 ただ、アメリカでもそうなのですが、精神科医や心理士でもギフテッドについて知らない方は多いです。知っている先生は数が少ないので探すのは至難の業ですが、検査や受診でお世話になる予定の先生がギフテッドについて少しでも知識があるか、事前に聞けるなら聞いたほうがいいと思います。
■結果だけ渡されても、読み解けない 大石:私は、子ども向けのWISC-V(児童向けウェクスラー式知能検査)を読み解く資格をアメリカで取ったのですが、本当に複雑なんです。結果だけ渡されても、普通の方は何を言おうとしているのか、どう対応したらいいかもわからないのが、普通だと思います。 特に、2Eのご家族が、結果を持って困っている状況がすごく多いんです。そういうご家族をサポートするために、結果の読み解き方を教える講座を作ったりしています。まだ日本語の情報が全然ないんですよ。結果はもらったものの……という方は、とても多いのではないでしょうか。
だから、phaくんが検査を受けた後に結果の解説があるところを選んだというのは、大事なことだと思います。 (聞き手・構成:編集部)
今年5月に知能検査を受け、IQ145のギフテッドだと判明した文筆家のphaさん(47)。ギフテッドの専門家、大石貴子さんとの対談の後編では、phaさんによる「ギフテッド特性チェックリスト」の回答と、アメリカの専門家によるアドバイスについて語ります。 前編はこちら→→「京大に入ってやっと息ができた」…47歳でIQ145のギフテッドとわかったphaさんが高校までを「暗黒時代」と振り返る理由 ■「ギフテッド特性チェックリスト」は25項目中19項目に該当
――phaさんには、大石さんの先日の記事で取り上げた25項目の「ギフテッド特性チェックリスト」にも取り組んでいただきました。 大石貴子(以下、大石):これはギフテッドだからといって全部当てはまるものではなくて、相反するような特性も入っているので、100点を目指すものではありません。とはいえ、phaくんは25項目中19項目、当てはまっていました。多いですね。 面白かったのは、phaくんがチェックを入れる前に「自分にはギフテッドの特性はあまりないと思う」と言っていたことです。それなのに、Zoomで一緒に確認しながらやってもらったら、ほとんど当てはまって、「さっきのコメントは何だったの」と(笑)。
pha:「抜群の記憶力と豊富な知識を持つ」とか、自分では言いにくくないですか? もっとすごい人がいるよな、と思っちゃうんです。 大石:言いにくいですよね。このチェックリストは、もともと親や先生がチェックするためのものが土台になっています。 例えば「抜群の記憶力と豊富な知識を持つ」のような項目は、ギフテッドの特性としてよく挙がりますが、全員にチェックがつくものではありません。障がいも併せ持つ「2E」と呼ばれるギフテッドには、ADHD(注意欠如・多
動症)の特性が強く出てワーキングメモリーが少ない場合など、記憶力に自信がない人もたくさんいます。 大石:強調しておきたいのは、このチェックリストだけではギフテッドかどうかは測れないということです。基本的にはIQが130以上なら、ギフテッドです。チェックリストのような周辺情報が役に立つのは、IQ130に満たない人が「どっちかな」と思うときです。2Eで障がいが色濃く出ると、IQが低めに出ることがあるからです。
■日本の人が誤解しやすい2つの項目 大石:日本の方が誤解しやすい項目が、2つあります。 1つは「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」。ギフテッドは優等生というイメージを持っている人には意外らしくて、大人が「反抗している」と決めつけて、厳しくしてしまうことがあります。でも、ギフテッドには強い意思がある子が多いです。そういう特性があると知っているだけで、対応を変えられると思います。 もう1つは「五感(見る、聞く、匂う、味わう、触る)が極めて豊かで鋭く、わずかな違いを識別できる」。これは、短歌を詠むような豊かな感性や、味を細かく分析できる、楽器の音を聞き分けられるといった、芸術的な五感のことです。知的ギフテッドの芸術的な感性が高いことは、各国のデータでわかっています。なので、音楽家や芸術家にも知的ギフテッドが多いですし、数学者だけど趣味は音楽というケースもよくありますよね。
よく間違われるのが発達障がいのお子さんがしばしば持つ感覚過敏です。洋服のタグが気になる、うるさい音が苦手でノイズを消すヘッドフォンが必要、といったものとは違います。 pha:五感の豊かさと感覚過敏の両方ある人もいそうですよね。僕もたぶん両方あるんですが。 「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」は、僕にはすごく当てはまると思いました。集団や社会のルールが苦手な感じがあります。 「正義感が非常に強い」は、あまり自分はそうでもないかな、と思ったんですが、自分の中に基準があって、それに合っているかどうかで判断するところはあります。それが正義感かどうかはわかりませんが。
――大石さんが代表を務める日米ギフテッド教育協会の名誉顧問で、発達心理学者のリン・リム先生ともお話しされたそうですね。 pha:3人で、ずいぶん長く話しました。 大石:2時間くらいですね。追加のテストもたくさんしてもらいました。 リン先生がまず希望したのは、WAIS(ウェクスラー成人知能検査)の下位検査の数字でした。下位検査の数字は、phaくんの検査機関のように、検査を受けた人に配られる結果の資料には書かれていないことが多いんです。phaくんには、検査を受けた機関に下位検査の数字をリクエストしてもらいました。
pha:オプションになっている、病院で診断を受ける人用の詳しいデータを送ってもらいました。 ■言語の項目が、測定の上限に達していた 大石:それを見ると、実は下位検査でデコボコがあったことがわかりました。デコボコといっても、むしろ上に突出している部分がわかったんです。 言語に関するテストの部分が、WAISで測れる範囲のいちばん上の得点でした。リン先生の言葉を使うと、「テストがphaくんを測れていない」ということです。測れていないところがあるので、その時点で全体の数字も怪しくなります。
ここからの学びとしては、WAISやWISC(児童向け知能検査)は万能ではなくて、天井があるということです。天井に当たってしまった人の結果は、実際はもっと高い可能性もあるわけです。 アメリカには、もっと上を測れるテストもあります。ただ、それは研究者が使うようなもので、個人はそこまでする必要はないと思います。 pha:もっとデコボコがあるかなと思っていたんですよ。苦手なことも多いし、普段ミスも多いので。でも意外と出ていなくて、これは何なんだろうと思っていました。
大石:リン先生に見てもらってわかったもう一つのことは、phaくんの場合、発達障がいが認知力の足を引っ張っていなかった、ということです。ただし、簡易的なテストをしただけなので、本当に発達障がいなのかどうかは保留です。 前編でphaくんが、学校の授業で先生の話が全然耳に入ってこなかったと話していましたよね。リン先生の追加のテストなどから、phaくんの聴覚処理に何か問題がある可能性が見えてきました。耳が聞こえないわけではなくて、聞いた情報を脳が処理できない、聴覚情報処理障がい(auditory processing disorder)というものです。
もう一つの可能性が、ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)です。HSPは、非常に感受性が強く敏感な気質を持った人のことです。 聴覚処理の障がいとHSP、それにASD(自閉スペクトラム症)などでは、似たような症状が出ることがあります。だから、最終的に「ADHDです」「ASDです」と決める前に、ほかの障がいの可能性を先に潰していって、「やっぱりほかは違いましたね、あなたはADHDです」と診断するのが、本来、丁寧なやり方だそうです。
■聞いても頭に入らない部分は想像で補っている pha:聴覚については、今も話をしていても頭に入っていない感じがしており、想像で補っています。人の話をずっと聞いていると疲れやすいです。昔から感じていた疲れやすさは、そういうことなのかもしれないな、とは思いました。 大石:ギフテッドの人は、障がいを持っていても見過ごされやすいんです。障がいで劣っている部分を、知的能力で補おうとするので。 例えば、ディスレクシア(読字障がい)で、本当はちゃんと読めていないのに、高い認知力のおかげで、読めていない部分を推測して読む、ということを子どもでもやるんですよ。すると、見抜けない大人は見過ごしてしまって、子ども本人は困り続ける。
pha:聴覚処理についての検査を受けてみたらいいかもと言われましたが、受けるかどうかは決めていないんです。受けたら自己理解は深まるけれど、薬を飲んですごく治るような簡単なものでもないでしょうし、受けるのが面倒くさいのもあって。 この歳になると、そんなに人としゃべったり、会社に通勤したりしなくてもいいライフスタイルを作ってしまったので、自分に向いている生き方は、それなりにできているんです。 大石:今は、学生のようにずっと講義を聞いていなければいけない状況でもないですしね。
でも、今まさに会社員などで苦しい思いをしている人が、この対談を読んで「自分にも覚えがある」と思うなら、診断を受けてみたり、関連する本を読んでみたりすると役に立つかもしれません。phaくんのような生き方をすれば楽になるんだ、という希望を持てるかもしれませんよね。 ■IQにも、診断名にもとらわれないでほしい 大石:リン先生が強調していたのは、IQの数字や診断名だけにとらわれないでほしい、ということです。そうしてしまうと、自分にラベルを貼って、自分を箱に押し込めてしまうからです。「どうせ自分はASDだから」「どうせこの程度だから」と。
そうではなくて、IQの数字や診断が出たら、それを自分の人生に生かす使い方を考えてほしいと話していました。 だから、診断を受ける前に、何のために診断したいのかを考えておくといいと思います。子どもなら、診断名のおかげで学校で支援を受けやすくなるかもしれないし、会社員なら、上司に必要な配慮について伝えやすくなるかもしれない。phaくんのような自己理解も、理由にしていいと思います。 適当に受けて、いきなりラベルがついて、対応に困ってしまうよりは、ちゃんと目的を持って受けて、診断名を人生に役立てる。そういう使い方がいいのではないでしょうか。
pha:ラベルに縛られるのではなくて、何が自分のエネルギーをすり減らし、何が充電してくれるかを知ることが大事だ、とリン先生は話していましたね。僕だったら、うるさいところや人混みで消耗して、一人でいる時間で充電される感じがあります。 昔、会社員をやっていたときは、すごくしんどかったんです。ほかの人が普通にやることがうまくできなくて、「なんで自分はこんなこともできないんだろう」と。ただ毎日通勤するだけで疲れたり、オフィスに座っているだけでしんどかったり……。
そうやって悩んでいた頃の自分に、この診断を伝えたい気持ちがあります。それは自分がダメだからじゃなくて、こういう特性を持っているからなんだ、と。 ■出版記念パーティーに出る際のアドバイス 大石:これは、リン先生が話していたことなのですが、phaくんは本を書く人だから、出版記念パーティーのようなものに行かなければいけないときもあるだろう、と。 そういうときは、「人混みが苦手だから行きません」ではなくていいんです。行くけれど、その後にすぐエネルギーを回復する時間を、スケジュールに組み込んでおく。それだけで、すごく行きやすくなるだろう、と言っていました。誰にでも役に立つアドバイスだと思います。
pha:診断のおかげで、そういう対策が立てやすくなるのはありますね。 大石:診断を受けると、細かい特性がわかって、「自分はこういうことが得意で、こういうことが苦手で、こういうことが心地いい」というのを知ることができます。それを利用して、日々の生活に生かす、ということですね。 ――こうした検査はどこで受けられるのでしょうか。 pha:僕は、「WAIS」で検索して出てきた検査機関で受けました。対応してくれたのはちゃんとした心理士の先生ですが、病院ではないので医師ではありません。
聞いた話だと、病院で受けようとすると、何カ月も待つ必要があるらしいです。僕の受けた検査機関では、割とすぐ、申し込みから1週間後くらいに受けられました。費用は2万円くらいでした。 受けた後に結果の書類を送ってくるだけのところと、結果についてオンライン面談で解説してくれるところがあって、僕はオンライン面談付きのところを選びました。検査機関で受けた結果の書類を、医療機関に持っていくこともできるみたいです。
大石:例えばADHDで薬が必要な場合などは、精神科に行かないと処方してもらえません。 pha:子ども向けだけでなく、大人向けの検査を実施している検査機関もけっこう多いようです。検索したら、いっぱい出てきます。流行っているのかもしれませんね。 大石:最近は、メディアが発達障がいの報道をたくさんしているので、みんなの意識が高くなっているのかもしれません。 ただ、アメリカでもそうなのですが、精神科医や心理士でもギフテッドについて知らない方は多いです。知っている先生は数が少ないので探すのは至難の業ですが、検査や受診でお世話になる予定の先生がギフテッドについて少しでも知識があるか、事前に聞けるなら聞いたほうがいいと思います。
■結果だけ渡されても、読み解けない 大石:私は、子ども向けのWISC-V(児童向けウェクスラー式知能検査)を読み解く資格をアメリカで取ったのですが、本当に複雑なんです。結果だけ渡されても、普通の方は何を言おうとしているのか、どう対応したらいいかもわからないのが、普通だと思います。 特に、2Eのご家族が、結果を持って困っている状況がすごく多いんです。そういうご家族をサポートするために、結果の読み解き方を教える講座を作ったりしています。まだ日本語の情報が全然ないんですよ。結果はもらったものの……という方は、とても多いのではないでしょうか。
だから、phaくんが検査を受けた後に結果の解説があるところを選んだというのは、大事なことだと思います。 (聞き手・構成:編集部)
この記事の単語 (242)
×20
大石
たいせき
1. large stone; boulder 2. large group of stones (in the game of go)
×16
検査
けんさ
inspection (e.g. customs, factory); examination; scan (e.g. MRI, PET, etc.)
×13
診断
しんだん
diagnosis; medical examination
×12
特性
とくせい
special characteristic; special quality; trait; idiosyncrasy; peculiarity
×12
障害
しょうがい
1. obstacle; impediment; hindrance; difficulty; barrier 2. handicap; impairment; disability; disorder; malfunction
×11
項目
こうもく
1. item; heading; category; clause 2. headword (in a dictionary, encyclopedia, etc.); entry
×11
結果
けっか
1. result; consequence; outcome; effect 2. coming to fruition; bearing fruit
×7
知れる
しれる
1. to become known; to come to light; to be discovered 2. to be known; to be understood
×6
数字
すうじ
numeral; figure; digit; numeric character
×6
機関
きかん
1. engine 2. agency; organisation; organization; institution; organ; body
×5
測る
はかる
1. to measure; to weigh; to survey; to time (sound, gauge, estimate) 2. to conjecture; to infer; to surmise
×5
発達
はったつ
development; growth
×5
苦手
にがて
1. poor (at); weak (in); not very good (at) 2. not one's cup of tea; not one's favorite
×5
部分
ぶぶん
portion; section; part
×5
聴覚
ちょうかく
the sense of hearing
×4
専門家
せんもんか
specialist; expert; professional; authority; pundit
×4
当て嵌まる
あてはまる
to apply (a rule); to be applicable; to come under (a category); to fulfill; to hold true
×4
対応
たいおう
1. correspondence (to); equivalence 2. suitability; coordination; matching; being appropriate (for)
×4
下位
かい
low rank; lower position; subordinate position; lower order (e.g. byte)
×4
可能性
かのうせい
potentiality; likelihood; possibility; availability
×4
処理
しょり
processing; dealing with; treatment; disposition; disposal
×3
知能検査
ちのうけんさ
intelligence test
×3
貴子
あつこ
Atsuko (fem)
×3
対談
たいだん
talk; dialogue; conversation
×3
前編
ぜんぺん
first part; first volume; prequel
×3
記憶力
きおくりょく
memory; ability to remember
×3
知識
ちしき
knowledge; information
×3
役
やく
1. role; assignment; responsibility; duty; function; job; service 2. position (of responsibility); post; office
×3
遣り方
やりかた
way (of doing); manner; method; means
×3
五感
ごかん
the five senses
×3
豊か
ゆたか
1. abundant; wealthy; plentiful; rich; affluent 2. very; extremely; full of; great
×3
知的
ちてき
intellectual
×3
感じ
かんじ
feeling; sense; impression
×3
唯
ただ
1. ordinary; common; usual 2. free of charge
×3
本当
ほんとう
1. truth; reality; actuality; fact 2. proper; right; correct; official
×3
補う
おぎなう
to supplement; to make up for; to compensate for; to cover (a shortage, loss, etc.); to fill (e.g. a vacancy)
×3
ちゃんと
1. diligently; seriously; earnestly; reliably; steadily; legitimately 2. perfectly; properly; exactly; orderly; punctually; regularly
×3
会社員
かいしゃいん
company employee; office worker; white-collar worker
×3
読み解く
よみとく
1. to read and understand; to subject to close analysis; to read deeply; to read carefully (esp. a difficult text) 2. to decipher; to decode
×2
判明
はんめい
establishing; proving; ascertaining; identifying; confirming
×2
文筆家
ぶんぴつか
writer; author; literary person; one who lives from writing
×2
後編
こうへん
latter part (of book, etc.); sequel; concluding part
×2
回答
かいとう
reply; answer
×2
語る
かたる
1. to talk about; to speak of; to tell; to narrate 2. to recite; to chant
×2
京大
きょうだい
(abbr) Kyoto University (organization)
×2
息
いき
1. breath; breathing 2. tone; mood
×2
暗黒時代
あんこくじだい
1. Dark Ages 2. dark age
×2
振り返る
ふりかえる
1. to turn one's head; to look over one's shoulder; to turn around; to look back 2. to think back (on); to reminisce; to look back (on); to reflect (on)
×2
該当
がいとう
corresponding to; being applicable to; being relevant to; coming under; falling under; fulfilling (requirements); meeting (conditions); qualifying for
×2
抜群
ばつぐん
1. outstanding; excellent; exceptional; surpassing; extraordinary; distinguished 2. preeminence; distinction; extraordinariness
×2
豊富
ほうふ
abundant; plentiful; rich; ample
×2
強調
きょうちょう
emphasis; highlight; stress; stressed point
×2
誤解
ごかい
misunderstanding
×2
独自
どくじ
1. original; unique; distinctive; characteristic; peculiar 2. independent; one's own; personal
×2
貫く
つらぬく
1. to go through; to pierce; to penetrate 2. to run through (e.g. a river through a city); to pass through
×2
体制
たいせい
order; system; structure; set-up; organization; organisation
×2
迎合
げいごう
ingratiation; pandering; catering (to); going along with (someone or something); accommodating oneself (e.g. to public opinion)
×2
意外
いがい
unexpected; surprising
×2
感性
かんせい
sensitivity; sensitiveness; sense (of ...)
×2
芸術的
げいじゅつてき
artistic
×2
感覚
かんかく
sense; sensation; feeling; intuition
×2
過敏
かびん
nervousness; oversensitivity
×2
正義感
せいぎかん
sense of justice
×2
非常
ひじょう
1. emergency 2. extraordinary; unusual
×2
追加
ついか
addition; supplement; appending; appendix
×2
希望
きぼう
hope; wish; aspiration
×2
言語
げんご
language
×2
児童
じどう
children; juvenile
×2
天井
てんじょう
1. ceiling 2. ceiling price; (price) ceiling
×2
全然
ぜんぜん
1. (not) at all; (not) in the slightest 2. wholly; entirely; completely; totally
×2
情報
じょうほう
1. information; news; intelligence; advices 2. information; data contained in characters, signals, code, etc.
×2
想像
そうぞう
imagination; guess
×2
ずっと
1. continuously in some state (for a long time, distance); throughout; all along; the whole time; all the way 2. much (better, etc.); by far; far and away
×2
見過ごす
みすごす
to let go by; to let pass; to overlook; to miss
×2
自己
じこ
self; oneself
×2
理解
りかい
understanding; comprehension; appreciation; sympathy
×2
通勤
つうきん
commuting to work
×2
生き方
いきかた
way of life; how to live
×2
状況
じょうきょう
state of affairs (around you); situation; circumstances
×2
捕らわれる
とらわれる
1. to be caught; to be captured; to be taken prisoner; to be arrested; to be apprehended 2. to be seized with (fear, etc.); to be a slave to; to stick to; to adhere to; to be swayed by
×2
どうせ
1. anyhow; in any case; at any rate; after all; at all; no matter what 2. at best; at most
×2
人生
じんせい
(human) life (i.e. conception to death)
×2
生かす
いかす
1. to make (the best) use of; to put to good use; to leverage (skills, attributes, experience, etc.); to capitalise on (experience, etc.) 2. to let live; to keep alive
×2
使い方
つかいかた
way to use something; treatment; management (of help)
×2
充電
じゅうでん
1. charging (electrically) 2. electrification
×2
人込み
ひとごみ
crowd of people
×2
しんどい
1. tired; frazzled 2. tiresome; tiring; draining; bothersome; worrisome
×2
検索
けんさく
looking up (e.g. a word in a dictionary); retrieval (e.g. data); searching for; referring to
×2
書類
しょるい
document; official papers
×2
面談
めんだん
interview
×2
解説
かいせつ
explanation; commentary; exposition; elucidation
×1
先日
せんじつ
the other day; a few days ago
×1
記事
きじ
article; news story; report; account
×1
取り上げる
とりあげる
1. to pick up 2. to adopt (e.g. a proposal); to accept; to take up (a topic, complaint, etc.); to listen to; to deal with; to feature
×1
取り組む
とりくむ
1. to grapple with; to wrestle with; to engage in a bout; to be matched against 2. to tackle (e.g. a problem); to come to grips with; to work hard on
×1
相
あい
together; mutually; fellow
×1
反する
はんする
1. to be contrary to; to be inconsistent with; to contradict 2. to act contrary to (rules or guidelines); to violate; to transgress
×1
目指す
めざす
1. to aim at (for, to do, to become); to try for; to have an eye on 2. to go toward; to head for
×1
面白い
おもしろい
1. interesting; fascinating; intriguing; enthralling 2. amusing; funny; comical
×1
確認
かくにん
confirmation; verification; validation; review; check; affirmation; identification
×1
元々
もともと
originally; by nature; from the start
×1
土台
どだい
1. foundation; base; basis 2. from the beginning; from the outset; by nature
×1
上がる
あがる
1. to rise; to go up; to come up; to ascend; to be raised 2. to enter (esp. from outdoors); to come in; to go in
×1
全員
ぜんいん
all members; all hands; everyone; everybody; whole crew
×1
合わせ持つ
あわせもつ
to have two things (at the same time) (e.g. good and bad points); to also have something (in addition to something else)
×1
欠如
けつじょ
lack; absence; shortage; deficiency; privation
×1
自信
じしん
self-confidence; confidence (in oneself)
×1
基本的
きほんてき
fundamental; basic
×1
満つ
みつ
1. to be full 2. to wax (e.g. moon)
×1
濃い
こい
1. deep (colour); dark 2. strong (flavour, smell, etc.)
×1
優等生
ゆうとうせい
honor student; honours student; model student; prize pupil
×1
反抗
はんこう
opposition; resistance; insubordination; defiance; hostility; rebellion
×1
決め付ける
きめつける
1. to fix upon (one-sidedly); to (ignore somebody's position and) arbitrarily decide something is the case 2. to scold; to take (a person) to task
×1
意思
いし
intention; wish; purpose; mind (to do)
×1
匂う
におう
1. to be fragrant; to smell (good) 2. to stink; to smell (bad)
×1
味わう
あじわう
1. to taste; to savor; to savour; to relish 2. to appreciate; to enjoy; to relish; to digest
×1
極めて
きわめて
exceedingly; extremely; decisively
×1
鋭い
するどい
1. sharp (blade); pointed 2. sharp (pain); stabbing; cutting (remark); stinging; pointed (question or look); screeching (noise)
×1
僅か
わずか
1. (a) little; (a) few; slight; small (amount); trifling; meagre; meager 2. only; just; merely
×1
違い
ちがい
1. difference; distinction; discrepancy 2. mistake; error
×1
識別
しきべつ
discrimination; discernment; identification
×1
短歌
たんか
tanka; 31-mora Japanese poem
×1
分析
ぶんせき
analysis
×1
楽器
がっき
musical instrument
×1
聞き分ける
ききわける
1. to recognize by sound (recognise); to identify by sound 2. to understand; to be reasonable
×1
各国
かっこく
1. each nation 2. many nations; many countries
×1
音楽家
おんがくか
musician
×1
芸術家
げいじゅつか
artist
×1
数学者
すうがくしゃ
mathematician
×1
お子さん
おこさん
child
×1
屡々
しばしば
often; again and again; frequently; repeatedly
×1
集団
しゅうだん
group; mass
×1
基準
きじゅん
standard; basis; criterion; norm; reference; datum
×1
判断
はんだん
1. judgment; judgement; decision; conclusion; adjudication 2. divination
×1
代表
だいひょう
1. representative; representation; delegation; type; example; model 2. switchboard number; main number
×1
務める
つとめる
1. to work (for); to be employed (at); to serve (in) 2. to serve (as); to act (as); to fill (the position of); to play the role (of)
×1
日米
にちべい
Japan and the United States; Japanese-American
×1
協会
きょうかい
association; society; organization; organisation
×1
名誉
めいよ
honor; honour; credit; prestige
×1
顧問
こもん
adviser; advisor; consultant
×1
心理学者
しんりがくしゃ
psychologist
×1
配る
くばる
1. to distribute; to hand out; to deliver; to deal out; to serve out 2. to allot; to allocate; to place (staff, soldiers, etc.); to station
×1
資料
しりょう
materials; data; document
×1
詳しい
くわしい
1. detailed; full; minute 2. knowing very well; knowledgeable (about); well-acquainted (with); well-informed (about); familiar (with)
×1
測定
そくてい
measurement
×1
上限
じょうげん
1. upper limit 2. supremum
×1
達する
たっする
to reach; to get to; to arrive at
×1
実
じつ
1. truth; reality 2. sincerity; honesty; fidelity
×1
寧ろ
むしろ
rather; better; instead; if anything
×1
突出
とっしゅつ
projection; protrusion
×1
関する
かんする
to concern; to be related
×1
範囲
はんい
extent; scope; sphere; range; span
×1
得点
とくてん
scoring; score; points made; marks obtained; goals; runs
×1
時点
じてん
point in time; occasion
×1
全体
ぜんたい
whole; entirety; whatever (is the matter)
×1
怪しい
あやしい
1. suspicious; dubious; questionable; dodgy; shady; fishy 2. doubtful; unsure; uncertain; unlikely; implausible
×1
学び
まなび
learning; study
×1
万能
ばんのう
1. all-purpose; utility; universal 2. all-powerful; almighty; omnipotent; all-round (e.g. athlete)
×1
当たる
あたる
1. to be hit; to strike 2. to touch; to be in contact; to be affixed
×1
実際
じっさい
1. reality; actuality; truth; fact; actual conditions 2. practice (as opposed to theory)
×1
研究者
けんきゅうしゃ
researcher
×1
個人
こじん
individual; private person; personal; private
×1
普段
ふだん
1. usual; normal; everyday; habitual; ordinary 2. usually; normally; generally; habitually; always
×1
引っ張る
ひっぱる
1. to pull; to draw; to pull tight 2. to string (lines); to run (cable); to stretch
×1
但し
ただし
but; however; provided that
×1
簡易
かんい
simplicity; convenience; easiness; quasi-
×1
保留
ほりゅう
reservation; putting on hold; deferment
×1
脳
のう
1. brain 2. brains; mind
×1
情報処理
じょうほうしょり
data processing
×1
感受性
かんじゅせい
sensitivity; susceptibility
×1
敏感
びんかん
sensitive; alert; aware; susceptible
×1
気質
きしつ
disposition; temperament; nature; mentality; spirit; character; trait; turn of mind
×1
自閉スペクトラム症
じへいスペクトラムしょう
autism spectrum disorder
×1
症状
しょうじょう
symptoms; condition (of a patient)
×1
最終的
さいしゅうてき
final; eventual; ultimate
×1
潰す
つぶす
1. to smash; to crush; to flatten 2. to shut down; to put out of business; to force (a company) to close up shop
×1
本来
ほんらい
1. originally; primarily 2. essentially; intrinsically; naturally; by nature; in (and of) itself
×1
感じる
かんじる
to feel; to sense; to experience
×1
劣る
おとる
to be inferior to; to be less good at; to fall behind
×1
能力
のうりょく
ability; faculty
×1
推測
すいそく
guess; conjecture
×1
見抜く
みぬく
to see through; to see into (someone's heart, mind, etc.); to perceive; to find out; to detect
×1
本人
ほんにん
the person in question; the person themselves; said person
×1
深まる
ふかまる
to deepen; to heighten; to intensify
×1
面倒臭い
めんどくさい
bothersome; tiresome; bother to do
×1
喋る
しゃべる
to talk; to chat; to chatter
×1
向く
むく
1. to turn toward; to look (up, down, etc.) 2. to face (e.g. east); to look out on
×1
正に
まさに
1. exactly; surely; certainly; just 2. right then; just then; at that moment
×1
苦しい
くるしい
1. painful; difficult; tough; hard 2. distressing; (psychologically) difficult; stressful; awkward (e.g. position)
×1
思い
おもい
1. thought 2. imagination; mind; heart
×1
覚え
おぼえ
memory; sense; experience
×1
関連
かんれん
relation; connection; relevance
×1
押し込める
おしこめる
to shut up; to imprison
×1
程度
ていど
degree; amount; grade; standard; of the order of (following a number); about; approximately
×1
支援
しえん
support; backing; aid; assistance
×1
上司
じょうし
(one's) superior; (one's) boss; the higher-ups
×1
配慮
はいりょ
consideration; concern; attention; thoughtfulness; making arrangements; care; trouble
×1
行成
いきなり
abruptly; suddenly; all of a sudden; without warning
×1
目的
もくてき
purpose; goal; aim; objective; intention
×1
役立てる
やくだてる
to put to use; to make use of; to turn to account
×1
縛る
しばる
1. to tie; to bind; to fasten 2. to restrict (freedom); to tie down (with rules, regulations, etc.); to fetter
×1
擦り減らす
すりへらす
to wear away; to rub down; to abrade
×1
消耗
しょうもう
exhaustion; consumption; using up; dissipation; waste
×1
旨い
うまい
1. skillful; skilful; clever; expert; wise; successful 2. delicious; appetizing; appetising; tasty
×1
悩む
なやむ
to be worried; to be troubled
×1
頃
ころ
1. (approximate) time; around; about; toward 2. suitable time (or condition)
×1
際
さい
on the occasion of; circumstances; juncture
×1
のよ
Noyo (unclass)
×1
うな
eel (esp. the Japanese eel, Anguilla japonica)
×1
その後
そのあと
after that; afterwards; thereafter
×1
回復
かいふく
1. restoration; rehabilitation; recovery; return; replevin; improvement 2. recovery (from an illness); recuperation; convalescence
×1
組み込む
くみこむ
to insert; to include; to incorporate; to cut in (printing)
×1
対策
たいさく
measure; step; countermeasure; counterplan; countermove; strategy; preparation (e.g. for a test)
×1
得意
とくい
1. triumph; prosperity 2. pride
×1
心地
ここち
1. feeling; sensation; mood 2. sensation of doing
×1
日々
ひび
every day; daily; day after day; days (e.g. good old days)
×1
医師
いし
doctor; physician
×1
箇月
かげつ
months (period of)
×1
割と
わりと
relatively; comparatively
×1
申し込み
もうしこみ
application; entry; request; subscription; offer; proposal; overture; challenge
×1
費用
ひよう
cost; expense
×1
医療機関
いりょうきかん
medical institution
×1
みたい
-like; sort of; similar to; resembling
×1
精神科
せいしんか
psychiatry
×1
処方
しょほう
prescription; formulation; formula; recipe
×1
実施
じっし
enforcement; implementation; putting into practice; carrying out; operation; working (e.g. working parameters); enactment
×1
流行る
はやる
1. to be popular; to come into fashion 2. to be prevalent; to spread widely (e.g. disease); to be endemic
×1
報道
ほうどう
report (of news); reporting; news; information; (media) coverage
×1
意識
いしき
1. consciousness 2. becoming aware (of); awareness; sense
×1
精神科医
せいしんかい
psychiatrist
×1
数
すう
1. several; a number of 2. quantity; amount
×1
至難
しなん
most difficult; next to impossible
×1
受診
じゅしん
having a medical examination; seeing a doctor
×1
御世話
おせわ
help; aid; assistance
×1
事前
じぜん
prior; beforehand; in advance; before the fact; ex ante
×1
向ける
むける
to turn towards; to point
×1
資格
しかく
qualifications; requirements; capabilities
×1
講座
こうざ
1. course (e.g. of lectures) 2. academic university unit (professor, lecturers, etc.)
×1
日本語
にほんご
Japanese (language)
×1
聞き手
ききて
1. hearer; listener; audience 2. interviewer; questioner
×1
構成
こうせい
composition; construction; formation; makeup; structure; organization; organisation
×1
編集部
へんしゅうぶ
editorial department