Published: 2025-06-25 18:10

小泉農相 石川 輪島を訪問 随意契約の備蓄米 販売状況など確認

小泉農林水産大臣は25日、石川県輪島市を訪問し、随意契約で放出された備蓄米の販売状況などを確認しました。

小泉農林水産大臣は、25日に輪島市にあるコメの販売店を訪れ、関係者から随意契約の備蓄米の売れ行きなどを聞き取りました。

随意契約で備蓄米を仕入れるには、一定以上のコメの取り扱いが条件となりますが、石川県では、小規模な事業者でも調達できるように、今月、県が主体となって購入の受け皿になる団体を立ち上げ、令和3年産の備蓄米24トンを購入しました。

農林水産省によりますと、都道府県が事務局になって備蓄米を共同購入したのは、これが初めてだということです。

この仕組みを活用して、この店では備蓄米2トンを調達し、24日から5キロ税込み1800円で販売を始めました。

店では、主に地元産のコシヒカリなどの銘柄米を扱っていますが、割安なコメの需要もあることから、今後、在庫が続くかぎり、一定の量の備蓄米を毎日店頭に並べていきたいとしています。 販売店の松木恒雄さんは「コメ屋からみても高いと思いながら売っていた。値段は、その時の状況によるので、国には市場に出回るコメの量を確保してもらいたい」と話していました。 小泉大臣は一連の視察のあと、記者団に対し、「石川県の皆さんの取り組みで能登半島でも随意契約の備蓄米の販売が開始された。全国の隅々まで備蓄米が販売されている現状を確認できてうれしく思う」と述べました。