Published: 2025-07-24 13:42

離婚伝説が語る、快進撃と創作の秘密

ライブ経験ゼロから始まった離婚伝説の快進撃が止まらない。「紫陽花」のロングヒット、初のフジロック出演、海外進出まで、数々の"初"を積み重ねてきた松田歩と別府純。2024年3月にリリースしたアルバム『離婚伝説』が7月23日(水)にリパッケージしてリリースされた。7年間一度も衝突したことがないという二人の絆と、変わらぬ創作への想いを聞いた。

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ドラマ『対岸の家事～これが、私の生きる道！～』の主題歌「紫陽花」がロングヒット中の離婚伝説。2022年6月にライブ経験ゼロの状態から「愛が一層メロウ」のMVをYouTubeにアップして活動を開始して以降、快進撃を続けている。初ワンマンをはじめ、初のタイアップ、初の音楽番組への出演、初フジロックフェスティバルなど、多くの"初"を積み重ねているボーカルの松田歩とギターの別府純に、メジャーデビュー前にリリースされたファーストアルバム『離婚伝説』のリパッケージ版の発売を記念して、これまでを振り返ってもらった。

「僕はアニメ『ラーメン赤猫』（2024年7月放送開始）のエンディングに『本日のおすすめ』を、ドラマ『対岸の家事～これが、私の生きる道！～』（2025年4月放送開始）の主題歌として『紫陽花』を書き下ろしで制作させてもらったことが特に印象に残っています」と話したのは松田歩。

「それまでは二人の気持ちが赴くままにやりたいように曲を作ってきましたが、作品に寄り添いつつ曲を作ることがとても難しくて、2曲とも時間がかかったんです。作品を通して離婚伝説として何が表現できるかを探るのにとても苦労しました。それでも、僕たちにとっては音楽に紐づく苦労＝楽しい。自分たちの楽曲が乗ったアニメやドラマを見るという経験はとても新鮮でした」

「本日のおすすめ」と「紫陽花」は離婚伝説ならではのグッドメロディを宿し、どこか懐かしさがありながらもエバーグリーンな魅力を強く放っているが、とてもわかりやすくシンプルな言葉で綴られた歌詞が特徴的だ。

別府純は「2曲ともタイアップ曲だからこそ生まれた曲。普段は曲を作る上で最初からあまり制限を設けたくないという想いがあるのですが、作品に寄り添うというある種の制限があるからこそ出会える曲があるんだなと感じました」と明かした。

「紫陽花」のロングヒットに伴い、複数の音楽番組にも出演した。初の出演となった「ミュージックステーション」（6月27日放送）では同じ回に出演していたMrs. GREEN APPLEの大森元貴となにわ男子の長尾謙杜が離婚伝説を愛聴しているとコメント。松田が「大森さんと長尾さんが離婚伝説の曲を聴いてくださっているという情報はあの場で初めて知ったんです。とても嬉しかったですし、自分たちが思っている以上にいろいろな人に届いているんだなという喜びがありました」と口にすると、別府が「大森さんと最初にお会いしたのは『GQ MEN OF THE YEAR 2023』の授賞式でした」と補足。松田は「最近だと、今年5月に京都で行われた『MUSIC AWARDS JAPAN 2025（MAJ）』でもご一緒したのですが、どちらもお互いのタイミングが合わず「Mステ」でようやくご挨拶ができて嬉しかったですね」と続けた。