Published: 2025-07-05 21:25

空港でスーツケースを受け取った女性に"災難"→その後の職員の対応に称賛集まる

米ペンシルベニア州の空港で、大事な指輪を失くしてしまった女性。その後の職員の対応に、称賛が寄せられています。

【映像】見つかった女性のダイヤモンドがこちら

地元テレビ局KDKAによれば、エイプリル・シュミットさんは6月12日、出張先の米カリフォルニア州ロサンゼルスから、自宅がある東部ペンシルベニア州ピッツバーグに向けて、飛行機を利用しました。

途中、フライトの遅延で乗り継ぎに間に合わず、ピッツバーグに降り立ったのは翌13日だったといいます。

この時点ですでにトラブル続きだったシュミットさん。到着したピッツバーグ国際空港で、さらなる災難が襲います。

シュミットさんは、空港のターンテーブルで自身の預け入れ荷物を受け取った際、結婚指輪についていたダイヤモンドを落としてしまいます。

シュミットさんがその事実に気づいたのは、すでに空港を立ち去ったあとでした。同局の取材にこう話します。

「スーツケースを回転台から取り出そうとしたとき、私の手がスーツケースと回転台の縁の隙間に挟まってしまいました。すぐに手を引き抜きました」

「（自宅に帰っている途中）ふと手元を見たら、指輪にダイヤモンドがなかったんです」

「絶望的でした。気づいた瞬間、本当に気分が悪くなるほどでした」

空港に急いで戻ったというシュミットさん。回転台の周辺を1人で捜索していたところ、空港で働く職員たちが手伝い始めたそう。

ベルトコンベアを外し、細部まで捜索した結果、約4時間後にダイヤモンドは無事発見されました。

空港職員のスティーブ・ターカリーさんは「本当に気持ちがよかった。彼女の（うれしそうな）表情を見られただけで、すべてが報われたと感じました」と同局の取材に話します。

シュミットさんは、同空港が運営するBlue Sky Newsに「彼らは私のダイヤモンドを見つけるために、ありとあらゆる労力を費やしてくれました」「見ず知らずの他人に対して、ここまでしてくれる姿は本当に感動しました」と感謝を述べました。

SNSでは「本当にいい話」「素晴らしい！このような方々が空港で働いてくれるのは本当に幸運だと思います！」「人々がお互いに助け合う。まさに私が育った世界です♡」など、称賛の声が多数寄せられています。