Published: 2025-04-14 20:40

運転が楽しいぞ──新型トヨタ クラウン・エステートRS試乗記

ようやく発売が始まったトヨタの新型「クラウン・エステート」の、プラグインハイブリッド車（PHEV）「RS」に、小川フミオが乗った！

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スタイリッシュで機能的な、新世代のステーションワゴン。トヨタ自動車が2025年3月に発売したクラウン・エステートRSは、ドライブも気持ちのよい出来映えだ。

2025年4月になってすぐ試乗できたクラウン・エステートのPHEVモデル。乗っての印象をひとことで表すと、大変よくできたドライバーズカー。つまり、優れた操縦性が印象的だった。

クラウン・エステートには、ハイブリッドと、プラグインハイブリッドが設定されている。電気モーターを組み合わせていないモデルの設定がないのは、「環境適合性を考えて」と、は開発担当者の弁。

たしかに、満充電時のバッテリーでの走行距離は約90km（WLTC）とされている。日常的に使うなら、1週間に一度充電が必要かどうかというところだろう。

私が今回ドライブしたのは、修善寺から芦ノ湖までだったが、多くの部分においてバッテリー駆動で走行できた。

おもしろい発見は、クラウン・エステートRSの持つ二面性。

低負荷、つまり、アクセルペダルをあまり踏み込まない走りかたでは、静かでスムーズで、ジェントルという言葉が似合いそうな走りだ。

いっぽう、アクセルペダルを強めに踏み込んでみると、2487ccのエンジンに火が入り、期待以上のダッシュ力を味わわせてくれる。駆動方式は後輪をモーターで駆動する「E-Four」なる全輪駆動だ。

足まわりの設定は巧みで、ゆっくり走るときは快適、いっぽうちょっと速く走りたいときは、しっかり車体を支えロールもおさえめ。ドライブ楽しめる。